前進座初春特別公演
見どころ一本刀土俵入(いっぽんがたなどひょういり)
長谷川伸/作 平田兼三/演出
キャスト/ 藤川矢之輔 河原崎國太郎 益城宏 松浦豊和 村田吉次郎旅興行先で親方に見限られた駒形茂兵衛は、関取になる望みが捨てられず、腹ぺこの無一文で江戸へ向う。 取手宿の安孫子屋の酌婦お蔦は、通りすがりの茂兵衛に有り金と櫛簪を与える。「きっと横綱になって土俵入りを見てもらう」とうれし涙で誓う茂兵衛だった。
十年後の春、利根川沿いに来かかった茂兵衛は、夢破れて、賭博渡世の旅姿。ふと昔を思い出し、お蔦の行方をたずね当て…松竹梅湯島掛額(しょうちくばいゆしまのかけがく)
福森久助 河竹黙阿弥/作 鈴木龍男/演出
キャスト/ 藤川矢之輔 河原崎國太郎 嵐芳三郎 山崎辰三郎
吉祥院お土砂の場
本郷駒込の吉祥院に、八百屋お七の慕っている寺小姓の吉三郎がいる。「吉三郎と夫婦になりたい」とのお七の願いは叶えられずにいた。
実は吉三郎には、紛失した「天国(あまくに)」の短刀を見つけ次第、国元へ戻り、家督を相続するという大望があった。
一方、二人の恋を叶えようと「紅長(べんちょう)」というあだ名の小間物屋・紅屋長兵衛が仕組んだ奇策が、思わぬ展開に…。加持祈祷を受けた「お土砂」を次々と手当たり次第に紅長は振りかけていく…。本郷火の見櫓の場
短刀が今宵の内に見つからなければ吉三郎は切腹。吉三郎に会いたい一心のお七は木戸へ。火の見櫓の太鼓で木戸が開けられるが、極刑は免れない。
それでもお七は意を決し、降りしきる雪の中、火の見櫓へ駆け上り、櫓の太鼓を打ち鳴らす…。
松竹・前進座 提携 京都府・京都市・京都新聞社・京都新聞COM 後援
■開催日時:2014/1/4~1/17 昼の部:11:00~ 夜の部:16:00~
※4日(土)は貸切1回公演のみ15:00開演
■開催場所:京都四條 南座
■料 金: 1等席:12,500円 2等席A:5,000円 2等席B:3,000円 特別席:14,000円
■お問合せ:南座営業課 075-561-1155
■URL :http://www.shochiku.co.jp/play/minamiza/