旧市電1日乗車券300円、梅小路すざくゆめ広場
3月8日、「梅小路公園」に、2つの新広場
「すざくゆめ広場」と「市電ひろば」
同時に、蓄電池車両に改造したチンチン電車の運行を再開、市電を活用した「総合案内所」も七条入口広場と大宮入口広場に設置した。
「すざく」は平安京の朱雀大路や四神を想起し、「ゆめ」は子どもたちの成長を願う市民未来へ希望を表すという。
「梅小路公園」は、京都市が平安建都1200年記念事業として整備した都市公園だが、京都水族館開業、京都鉄道博物館の建設が進む梅小路公園を、更に魅力的な空間とするため、2013年6月より公園の拡張再整備を進めており、この開園もその一環である。
今回開園した「すざくゆめ広場」(約5,700㎡)は、大型遊具やカフェの設置により、子どもがのびのびと遊べ、大人も楽しく、くつろぐことのできる賑わいと憩いの広場で市内最大規模の大型遊具を広場の中心に配置し、幼児から子どもまで成長に応じた遊びができる。
主な施設は、大型遊具が全長14mのロングスライダー(ローラーすべり台)、高さ6mのロープ型ジャングルジム等、カフェ、市電展示室。
約100席のオープンテラスのあるカフェで公園の景色を見ながら、京都産の素材を使用した軽食やティータイムを楽しめ、テイクアウト可能。
市電展示室では、明治後期に製造された市電(広軌1型)を当時の姿に復元のうえ展示する。
「市電ひろば」(約700㎡)での市電車両(4両)の展示やプラットホームの演出により、昔懐かしい時代、街の発展に貢献した市電の役割を感じることのできる休憩所となており、休憩場所や店舗(カフェ・ショップ)の他、イベント開催等のスペースとして活用するとしている。
チン電車は、日本で最初に走った路面電車を、GSユアサからの寄付により、最新鋭のリチウムイオン電池を動力源とした車両に改造されて、土休日等に「すざくゆめ広場」と「市電ひろば」との間で運行する。1日乗車券が1人300円、片道乗車券は1人1回150円。
また、七条入口広場と大宮入口広場には市電車両を活用した公園内の施設やイベント情報、周辺施設等の案内を行う「総合案内所」が新たに設置された。
梅小路公園
〒600-8835 京都市下京区観喜寺町56-3
TEL : 075-352-2500
http://www.kyoto-ga.jp/umekouji/