吉村芳生 超絶技巧を超えて ☆彡 美術館「えき」KYOTO
超絶技巧?そんな単純な言葉で説明することはできません。1年間毎日描き続けた365枚の自画像、1文字1文字をすべて書き写した新聞紙、10メートルの色鉛筆画―。吉村芳生が生み出した作品は、どれも超絶リアルでありながら、見る者の度肝を抜く凄みを感じさせます。 1950年、山口県に生まれた吉村芳生が一躍注目を浴びたのは2007年のことでした。この年に開かれた「六本木クロッシング 2007」展(森美術館)に出品された作品が大きな話題となり、吉村は57歳にして突如、現代アート・シーンの寵児となったのです。
本展は吉村芳生の回顧展として、初期のモノトーンによる版画やドローイング、後期の色鮮やかな花の作品、生涯を通じて描き続けた自画像など、吉村の全貌を伝えます。2013年に惜しまれつつ早逝した吉村芳生の、ただ上手いだけの絵ではない、描くこと、生きることの意味を問いただす真摯な作品の数々を、ぜひその眼で目撃してください。
見どころ
①遅咲きの画家、吉村芳生の全貌を、初期のモノトーンの作品群、色鮮やかな花を描いた後期の作品群、生涯を通じて描き続けた様々な自画像などを通して3部構成でご紹介します。
②100点以上の自画像作品のほか、延々と金網が描かれた17mの作品や、横幅10mの色鉛筆画など、見ごたえのある大作もお楽しみください。
☆★☆★ 吉村芳生 超絶技巧を超えて ☆★☆★
■開催日時:2019/5/11~6/2 10:00~20:00
■開催場所:美術館「えき」KYOTO
〒600-8555 京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
■入 場 料:一般900円 高・大学生700円 小・中学生500円
■お問合せ:075-352-1111
■URL :http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/