芳年―激動の時代を生きた鬼才浮世絵師
月岡芳年(1839-1892)は、江戸から明治へと急激に変遷する時代に活躍した浮世絵師です。
浮世絵の需要が失われつつあった当時において最も大成した絵師であることから、「最後の浮世絵師」と称され人々を魅了し続けています。
本展は、日本屈指の芳年コレクションとして知られる西井正氣氏所蔵の作品によって、芳年の初期から晩年に至るまでの代表作を網羅した回顧展です。歌川国芳に入門して浮世絵を学んだ芳年は、時代の変革にあわせ西洋画の研究も行い、人物描写や構図において近代的な感覚をみせました。その大胆な構図、鮮やかな色彩、人物のアクロバティックなポーズは、現代の目で見ても驚かされるものばかりです。歴史画、物語絵、美人画など幅広いジャンルの約130点により、芳年の巧みな技と、豊かな想像力、卓越した画面構成のセンスをご堪能ください。
※本展には一部、残酷な描写が含まれる作品が出品されます。小さなお子さまの観覧については、保護者、引率の大人の方がご判断ください。
☆★☆★ 芳年―激動の時代を生きた鬼才浮世絵師 ☆★☆★
■開催日時:2017/04/1~4/23 10:00~20:00
■開催場所:美術館「えき」KYOTO
〒600-8555 京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
■主 催:美術館「えき」KYOTO、京都新聞、公益財団法人平木浮世絵財団
■入 場 料:一般 900円 高大学生 700円 小中学生 500円
■お問合せ:075-352-1111
■URL :http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/