茶の湯釜とその周辺-裏千家歴代の好み物を中心に
鎌倉中期成立とされる『塵(ちり)袋(ぶくろ)』という書物に「此ノ国ニカマヲバ湯ワカスウツハモノトス」と記されているように、釜は湯を沸かすための器物です。茶会を催すことを「釜をかける」ともいいますが、湯を沸かすという実用的な機能を担う釜は、茶の湯に必要不可欠な茶道具といえるでしょう。
本展では、特に裏千家今日庵の歴代家元が好んだ釜を中心に、釜を使用する上で欠かすことのできない風炉(ふろ)や炉縁、炭道具なども紹介します。また、千家の祖である利休居士の出生地・堺より出土した炉壇(ろだん)や土(ど)風炉(ぶろ)、灰匙(さじ)などの考古資料も併せて展示します。
平成30年新春展
☆★☆★ 「茶の湯釜とその周辺-裏千家歴代の好み物を中心に」☆★☆★
■開催日時:2018/1/7~3/4 9:30~16:30(入館と無料呈茶は16:00まで)
休館日/月曜日(ただし1/8、2/12日は開館)、2/13
■開催場所:茶道資料館(ちゃどうしりょうかん)
京都市上京区堀川通寺之内上ル682番地(裏千家センター内)
■料 金:一般700円 大学生400円 中高生300円 小学生以下無料
■お問合せ:075-431-6474
■URL :http://www.urasenke.or.jp/textc/gallery/tenji/