「むしあげ ~岡山に花開いた京の焼物~」 / 茶道資料館
「日本一清楚」とも評される虫明焼。京焼の流れを汲む焼物と言われ、備前焼とともに、岡山を代表する焼物として知られてきました。虫明焼の優れた茶道具が生み出された背景には、岡山藩の筆頭家老、伊木家14代目の当主である三猿斎(忠澄)と裏千家11代家元、玄々斎の交流がありました。三猿斎は虫明の地で茶道具を制作するため、京焼の陶工、初代清風与平と真葛香山を呼び寄せています。
本展では、岡山で花開いた京都の文化がどのように受け継がれてきたかを、その精華である虫明焼、そしてモデルとなった京焼などの紹介を通じてご覧いただきます。
むしあげ 岡山に花開いた京の焼物 A4版変形
平成30年(2018)1月発行 定価 1,400円(消費税込)
内容
写真図版118点、作品解説等、総ページ数176第1章 京へのあこがれ-初代清風与平を中心に
第2章 伊木三猿斎と裏千家玄々斎の交流
第3章 虫明に訪れた新風-真葛香山
第4章 伊木三猿斎のまなざし
資料編
虫明焼が伝える京の伝統文化
~京焼の技と意匠、茶陶の美意識~ 橘 倫子
伊木家の「蔵帳」に記載された虫明焼 重根弘和
幕末から明治初頭の虫明焼 重根弘和
平成30年春季特別展
☆★☆★「むしあげ ~岡山に花開いた京の焼物~」 ☆★☆★
■開催日時:2018/3/23~5/27 9:30~16:30(入館と無料呈茶は16:00まで)
前期:4/26(水)-6/25(日) 後期:7/5(水)-9/10(日)
休館日/月曜日 7/18 6/26(月)― 7/4(火) 但し、5/1(月)、7/17(月・祝)は開館)
■開催場所:茶道資料館
京都市上京区堀川通寺之内上ル682番地(裏千家センター内)
■料 金:一般1000円 大学生600円 中高生350円 小学生以下無料
■お問合せ:075-431-6474
■URL :http://www.urasenke.or.jp/textc/gallery/tenji/tenjinow/tenji.html