特別展「仏教美術の名宝」
仏教美術は、インドに始まりシルクロードを通って朝鮮、日本に伝わり、各地で大輪の花を咲かせました。真摯な信仰心に裏付けされた仏像や仏画の数々は、信仰を持たない人々にも感動を与える普遍的な芸術作品として、今日に伝わっています。
本展では、そうした作品の中から、仏教美術発祥の地ガンダーラの石彫から中国、朝鮮の金銅仏、そして日本の木彫仏や仏画などを、他館からの借用品も交えて、紹介。特に金銅仏では、日本に正式に仏教が伝わる前に中国北魏で制作された作品や、白鳳天平時代の仏教美術の源流である唐時代の作品の他、近年、朝鮮7世紀の優秀な作品として話題になった京都八瀬の古寺にひっそりと伝わった半跏思惟の御像も特別に展示。一方、日本の作品では、森厳な中にも自然のぬくもりを残す木彫仏や、煌びやかな仏画など、我が国独自に発展した作品の数々を紹介します。
併設=青銅器館「中国青銅器の時代」※ボランティアガイドが青銅器を解説
【関連イベント】
●講演会「金銅仏の新研究-蛍光X線分析の成果-」
10月7日(日)13時半~15時、同館講堂。
講師=藤岡穣氏(大阪大学教授)
※当日先着100人
●仏像をまなぶ特別講座
9月16日(日)14時、同館講堂 「旅するほとけ-ガンダーラ・中国・朝鮮・日本-」
9月23日(日・祝)14時、同館講堂 「観音さまのはなし-菩薩のスーパースター」
講師=外山潔(泉屋博古館上席研究員)
●仏教美術列品解説
9月29日(土)14時、展示室/講師=外山潔(泉屋博古館上席研究員)
10月13日(土)14時、展示室/講師=竹嶋康平(泉屋博古館学芸員)
●青銅器展列品解説
9月22日(土)14時、展示室/講師=山本尭(泉屋博古館学芸員)
※青銅器展は上記以外にもミュ-ジアムガイドが解説
☆★☆★ 特別展「仏教美術の名宝」 ☆★☆★
■開催期間:2018/9/8 ~ 10/14 10:00~17:00
休館日/毎週月曜日(祝日の場合翌平日休館・(9/18・10/9は開館、9/19(火)・10/10(火)は休館))
■開催場所:住友コレクション 泉屋博古館
〒606-8431 京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24
■料 金:一般800円 高大生600円 中学生350円 小学生以下無料
■お問合せ:075-771-6411 E-Mail:info@sen-oku.or.jp
■URL :http://www.sen-oku.or.jp