谷口史 展覧会「景色をつなぐ」★清課堂
谷口史(たにぐちふみ)は、2011年より金沢にて大学生活を含みおよそ8年間にわたり金属工芸における表現技法を探求してきました。
清課堂と谷口との出会いは、毎年開催しております金属工芸公募展「いまからまめさら」に於いてでした。
谷口の過去作を見たとき第一に感じたことは、それらの表現の幅の広さでした。
多くの金工を志す若い作家たちが興味ある一つの技や素材を探求してゆくことが多い中、食器などの日用品から愛らしい小品、また激しく力強い巨大なオブジェまで、それらが同じ作家から作り出されたとは思えない多岐にわたるものでした。それは引き出しの数の多さとも取れるし、模索しながらも挑戦を続ける若さとも取れるでしょう。
本展覧会では、その多様な作品群を一堂に介しご覧いただくとともに、近作シリーズとして取り組んでいるエッチング(酸による腐食)技法や、異なる金属素材を接ぎ合わせる技法を用いた作品を発表します。
一つの器物の中で断片を接ぎ合わせることにより様々な風景を見せる谷口の取り組みの集大成としてご覧いただきたく思います。
8年間の探求の集大成
☆★☆★☆ 谷口史 展覧会「景色をつなぐ」 ☆★☆★☆
■開催期間:2018/4/27~5/6 10:00~18:00 ※ 会期中無休
■開催会場:清課堂ギャラリー
〒604-0932 京都市中京区寺町通二条下ル 妙満寺前町462
■料 金 :無料
■お問合せ:075-231-3661 email: gallery@seikado.jp 担当:仲野
■URL :http://www.seikado.jp/