明治150年記念「京のさきがけ」☆清水三年坂美術館
明治時代、維新前夜の混乱と天皇の東幸を機に人口が激減するなど、衰退の一途をたどろうとしていた京都で、輸出用美術工芸にいち早く活路を見出し、京都の復興を支えた人々がいました。粟田焼の錦光山宗兵衛は金彩色絵を施した薩摩金襴手様式の陶器、京薩摩を制作し、並河靖之は優美で洗練された有線七宝を完成させ、呉服商の西村總左衛門(千總)や飯田新七(高島屋)は日本画家に下絵を依頼し、刺繍絵画や天鵞絨(ビロード)友禅という新たな美術染織の分野を開拓しました。いずれも国内外の博覧会などで高い評価を受け、京都を訪れる外国人旅行者はしばしば彼らの工房を訪ねました。
本展では、京薩摩や京七宝、美術染織をはじめ、絢爛豪華な駒井の金属工芸や象彦の漆器など、時代のさきがけとなった作品の数々を展示します。
明治150年記念
☆★☆★ 「京のさきがけ」 ☆★☆★
■開催日時:2018/5/26~8/19 10:00~17:00
休館日/月・火曜日(祝日開館) ※7/16(月・祝)は開館
■開催場所:清水三年坂美術館
〒605-0862 京都市東山区清水寺門前産寧坂北入清水三丁目337-1
■料 金:一般 800円 中高大生 500円 小学生 300円
■お問合せ:075-532-4270
■U R L:http://www.sannenzaka-museum.co.jp/