明治の七宝/清水三年坂美術館
江戸時代末期に尾張の梶常吉によって考案されたと伝えられる近代の七宝は、明治時代、尾張と京都を中心に目覚ましい発展をとげました。当時盛んに行われた万国博覧会にも多数出品され、世界に類を見ない日本の美しい七宝は、欧米の人々からの称賛を受け、日本の一大輸出産業となりました。その透明感のある色彩豊かな装飾は、制作されてから100年以上を経た現在でも、色鮮やかなまま見る者を幻想的な花鳥風月の世界に誘(いざな)います。
今展では、明治の七宝のなかでも特に人気の高かった並河靖之、濤川惣助、林小傳治、安藤重兵衛、川出柴太郎、粂野締太郎らが手掛けた名品の数々が展示されています。
☆★☆★ 明治の七宝 ☆★☆★
■開催日時:2016/5/21~8/14 10:00~17:00
休館日/月・火曜日(祝日開館)
■開催場所:清水三年坂美術館
京都市東山区清水寺門前産寧坂北入清水三丁目337-1
■料 金:一般 800円 中高大生 500円 小学生 300円
■お問合せ:075-532-4270
■U R L:http://www.sannenzaka-museum.co.jp/