2019年春季特別展「茶道具で花見」/ 野村美術館
「花鳥風月」「雪月花」などと日本人は古くより自然の移ろいを肌で感じ、愛でてきました。
とりわけ花に対しては特別な思いを抱いたようで、和歌をはじめ物語などの文学作品、
やきものやぬりものなどの工芸作品の意匠として多く取り入れられています。
四季それぞれに咲く花のなかで、とりわけ人気が高かったのはいうまでもなく桜の花でした。
桜の花を待ちわびて人々は胸をときめかせ、またその花の美しさに酔いしれました。
茶の湯はあまり目立たず、派手すぎないことをよしとする傾向があるとはいえ、
花に焦点をあてて見ていくと、思いのほか大胆なデザインやデフォルメがなされていることを知ることができます。これも茶の湯の奥深さ、懐の広さを示す好例かもしれません。
前期では「春の花」を、後期では「秋の花」を中心に展示いたします。
茶道具に意匠化された様々な花が、それぞれに咲き誇っている様子をお楽しみください。
4月22日に全面的な展示替。
【前期】3月9日(土)~4月21日(日)
【後期】4月23日(火)~6月9日(日)
2019年春季特別展
☆★☆★☆☆ 「茶道具で花見」 ☆★☆★☆
■開催日時:2019/3/9 ~ 6/9 10:00~16:30
休館日/月曜日 4/30(火)・5/7(火)
(※4/29・5/6は祝日のため開館。)
■開催場所:野村美術館
〒606-8434 京都市左京区南禅寺下河原町61
■料 金:一般800円 高大学生:300円 小中学生:無料
■お問合せ:075-751-0374
■URL :http://www.nomura-museum.or.jp/