山本忠司展ー風土に根ざし、地域を育む建築を求めて
没後初となるこの建築展では、山本忠司の求めた、風土に根ざし、地域を育む建築とその建築思想の一端を、県庁在籍時の仕事を通じて紹介し、地域主義的建築の可能性と現代への示唆を読み取ろうとするものである。
出品作品
屋島陸上競技場(1953年)
喫茶「城の眼」(1962年)
香川県立武道館(1964年)
イサム・ノグチ アトリエほか(1969-88年)
農業試験場農業展示館(1969年)
栗林公園讃岐民芸館(1970年)
瀬戸内海歴史民俗資料館(1973年)
イズミ家(1973年)
観音寺市立豊浜小学校・幼稚園(1975年)
県営住宇多津団地(1975年)
香川県立高松西高等学校(1978年)
山本忠司(1923~98年)は、香川県大川郡志度町(現・さぬき市志度)に生まれ、1943年に京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)図案科に入学、しかし、同年12月に徴兵されて香川県善通寺町の陸軍第11師団に入営、高松で敗戦を迎える。同年10月に改組された京都工業専門学校建築科へ復学し、1948年の卒業後は香川県に入庁、土木部営繕課技師として香川の戦後復興のために働き始める。一方で、山本は、1952年に北欧フィンランドで開催されたオリンピック大会に三段跳びの日本代表選手として出場する。
同時開催
2018.4.23 – 2018.6.15
モノクロームの世界ー長谷川潔 銅版画作品展
☆★☆ 山本忠司展ー風土に根ざし、地域を育む建築を求めて ☆★☆
■開催日時:2018/3/22~6/9 10:00~17:00
休館日/日曜・祝日、
■開催場所:京都工芸繊維大学 美術工芸資料館
〒606-8585 京都市左京区松ヶ崎橋上町
■料 金:一般200円 学生150円 高校生以下無料
■お問合せ:075-724-7924 E-Mail:siryokan@kit.ac.jp
■U R L:http://www.museum.kit.ac.jp/