少女マンガとファッションで古都オコシ
「Kyoto Manga Girls Collection (略称:Kyoto MaGiC)」
ファッションショー&展覧会の開催
京都市及び京都国際マンガミュージアム平成24年12月21日発表
京都市及び京都国際マンガミュージアムでは,京都の新産業創出を図るべく,「少女マンガとファッション」をテーマに,「少女マンガ」からインスピレーションを得て衣装を制作するプロジェクト「Kyoto Manga Girls Collection」(略称:Kyoto MaGiC)に平成23年度から取り組んでいます。
2年目を迎え,この度,安野モヨコ氏(マンガ家)の魔法少女マンガ「シュガシュガルーン」をテーマに制作した衣類を披露するためのファッションショー及び展覧会を下記のとおり開催しますので,お知らせします。是非,ご来館ください。
Kyoto MaGiC ファッションショー「ショコラとバニラ ―魔法少女のワードローブ」
1 日時 平成25年3月3日(日曜日)
第1部:午後1時~午後2時(開場:午後0時30分)
第2部:午後4時~午後5時(開場:午後3時30分)
※2回のショーの公演は同じ内容で完全入替制です。
2 会場 京都国際マンガミュージアム1階 多目的映像ホール
(京都市中京区烏丸通御池上ル)
3 テーマ作品 安野モヨコ「シュガシュガルーン」
4 内容
少女マンガ誌からファッション誌,青年誌まで様々な媒体で執筆活動を行う安野モヨコ。
彼女が描く作品では,物語とキャラクターを作りこむために,リアルなファッションが追求されています。
安野作品の中でも,魔法少女マンガ「シュガシュガルーン」は,マンガらしい夢のあるファッションが描かれる一方で,現実のファッションとしても憧れる可愛さがあります。
今回は,企業2社,一般公募5名による本作品の衣服を再現するほか,作品からイメージしたオリジナル衣服をファッションショーにて披露します。
- 「シュガシュガルーン」×Pagong(パゴン)…計12点
きもの図案を用いて衣服やバッグなどを制作販売する京都発ブランド「Pagong(パゴン)」。
作中に登場のルームウェアからお出かけ着までの計12点を,伝統的な京友禅の生地を用いて制作します。
キュートでヨーロピアンな「シュガシュガルーン」の世界が,「Pagong」と出会うことでどう変
わるのか。京都ならではの粋な試みです。
http://www.pagong.jp/index.html
- 「シュガシュガルーン」×Romance(ロマンス)…計17点
ハイブランドも扱うセレクトショップであり,オリジナルの衣服やアクセサリーも販売する京都寺町の隠れ家的ショップ「Romance(ロマンス)」。エレガントとポップが絶妙に入り混じる「シュガシュガルーン」の世界観を,「Romance」なりに解釈し,計17点を制作します。
「乙女」をキーワードに掲げる「Romance」がどんな世界を作るのか,注目です。
http://blog.goo.ne.jp/romance0752315405
- 一般公募作品
デザイン画を募集し,選考を通過した5名が制作した作品をファッションショーで披露します。
5 参加方法 事前申込制
郵便往復はがき(私製を除く)に,必要事項(下記参照)を記入のうえ申込。
申込者多数の場合は,抽選になります。
※ 締 切:2月9日(土曜日)必着
※ 返信発送:2月15日(金曜日)予定
<必要事項>
(往信表面)〒604-0846 京都市中京区烏丸通御池上ル
京都国際マンガミュージアム「Kyoto MaGiC」係
(往信裏面)「Kyoto MaGiC」係とし,・郵便番号・住所・申込者氏名
・電話番号・参加者全員氏名(1枚につき2名まで申込可)
・参加希望の回(a.1回目,b.2回目,c.どちらでも良い)
(返信表面) ・返信先の郵便番号と住所・申込者氏名
※ 裏面は白紙のまま
※ 申込詳細については,12月25日(火曜日)から京都国際マンガミュージアムの公式
サイト(http://www.kyotomm.jp/)にて公開します。
6 定員 各150名
7 料金 無料(ただし,ミュージアム入場料〔大人800円,中高生300円,小学生100円〕は別途必要)
Kyoto MaGiC 展覧会:「ショコラとバニラのクローゼット」
1 開催期間 平成25年3月20日(水曜日・祝日)~6月9日(日曜日)
午前10時~午後6時(最終入館は午後5時30分)
※ 休館日:毎週水曜日(3月20日(水曜日・祝日),5月1日(水曜日)を除く。)
3月21日(木曜日)
2 場所 京都国際マンガミュージアム2階 ギャラリー4
(京都市中京区烏丸通御池上ル)
3 内容 「Kyoto MaGiC」プロジェクトで制作された「シュガシュガルーン」の衣服を展示するほか,「シュガシュガルーン」連載当時の関連資料を展示します。
4 料金 無料(ただし,ミュージアム入場料〔大人800円,中高生300円,小学生100円〕は別途必要)
<参考>
http://www.annomoyoco.com/
◆安野モヨコ
1971年生まれ。マンガ家。1989年,高校在学中にデビュー。1995年,『FEEL YOUNG』に「ハッピー・マニア」が連載開始。テレビドラマ化もされ人気を博す。代表作に「ジェリーインザメリィゴーランド」,「花とみつばち」,「働きマン」等。テレビドラマ化,アニメ化された作品も多く,江戸の花魁が主人公の「さくらん」は2007年に実写映画化された。
「シュガシュガルーン」は初めて子供向けに描かれた作品。作中に描かれるファションのセンスには常に注目が集まり,読者の絶大な支持を集めている。「美人画報」ではイラストエッセイにより,ファッションや美へのあくなき探求心が表現され,女性読者の反響を呼ぶ。マンガだけでなくその美意識の高さにも注目が集まる希有な作家である。