ポスターにおける写真表現
現代において、ポスターに写真が使われることは、非常に一般的です。写真が使われているポスターをその表現方法に注目してみると、トリミングやモンタージュ、文字との構成など、あらゆる表現が存在していることに気づくでしょう。またそれらは、当時の社会情勢や印刷技術の発展とも無関係ではありません。
本展は、京都工芸繊維大学美術工芸資料館のコレクションから、日本のポスターにおける写真表現に着目したものです。第1室では、日本でポスターに写真が使われだした初期の作品を、それらに影響を与えた美人画ポスターと共に展示します。第2室では、1960年代、70年代の大島弘義や檜垣紀六、TAB(Tokyo Art Bureau)、粟津潔等の作家による表現豊かな映画ポスターを紹介します。第3室では、グラビア印刷の色彩が美しい亀倉雄策による1964年の東京オリンピックのポスターを起点に、写真の使われているオリンピックポスターを展示します。
●「草の根のアール・ヌーヴォー 明治期の文芸雑誌と図案教育」
会期:2019年10月28日(月)~11月22日(金)
●博物館実習展示:「纏う自然ー着物の中に見る、自然表現」/「考える余白」
会期:2019年12月2日(月)~12月19日(木)(予定)
☆★☆ ポスターにおける写真表現 ☆★☆
■開催日時:2019/11/18 ~12/14 10:00~17:00
休館日/日曜・祝日
■開催場所:京都工芸繊維大学 美術工芸資料館
〒606-8585 京都市左京区松ヶ崎橋上町
■料 金:一般200円 学生150円 高校生以下無料
■お問合せ:075-724-7924 E-Mail:siryokan@kit.ac.jp
■U R L:http://www.museum.kit.ac.jp/