もう一人の茶道大成者―古田織部 / 古田織部美術館
古田織部重然は、利休亡き後に豊臣・徳川政権で「天下一」と称された武将茶人です。激動の桃山時代後期の茶の湯をリードした、独特の美意識を持つ古田織部好みの茶道具を年3回の展示でお楽しみ下さい。
古田織部は、徳川2代将軍秀忠の茶の湯指南役でもありました。織部が将軍に与えた影響は大きく、幕命により織部が自刃した後も、秀忠は師を慕い、織部流の茶の湯を遵守したのです。
千利休亡き後、秀吉によって「天下一」の茶人に指名されたのは古田織部でした。後に織部は、徳川二代将軍秀忠の茶の湯指南役となり、茶会の式法などを整備していきます。同時に「へうけもの」(ひょうげ物)と呼ばれた歪み茶碗や、織部焼の会席食器を茶会で用いるようになります。今回の展示では、利休と、もう一人の茶道大成者というべき織部が創案した道具から、その茶の湯に迫ります。また、茶書を通して、織部が始めた茶法が現在の茶の湯にどう受け継がれているかを明らかにします。
☆★☆ もう一人の茶道大成者―古田織部 ☆★☆
■開催期間:2020/01/18~5/19 9:30~17:30(入館は17:10まで)
休館日/期間中無休
■開催場所:古田織部美術館
京都市北区大宮釈迦谷10-37 太閤山荘内
■料 金:一般500円 高校生・大学生以下300円 未就学児無料
■お問合せ:075‐707‐1800
■URL :http://www.furutaoribe-museum.com/