麗しき日本の美─秋草の意匠─/細見美術館
細見美術館の多彩なコレクションから毎回テーマを設けて開催しているシリーズ「麗しき日本の美」展の第6弾。
今回は日本美術に多くみられる「秋草」がテーマです。その優美・繊細な趣きは、うつろいを愛でる日本人の美意識に寄り添うものとして、文学のみならず、絵画や工芸作品の主題として好まれてきました。
本展では、琳派や若冲の絵画作品のほか、優美な意匠の羽黒鏡、華やかな蒔絵の調度品や七宝金具などを紹介します。萩、薄、桔梗、女郎花、菊、楓など、たおやかで可憐な意匠の数々を通して、少し早く訪れた秋の風情を味わってください。
≪主な出品作品≫
- 伊藤 若冲「菊花図押絵貼屛風」
- 酒井 抱一「槇に秋草図屛風」
- 鈴木 其一「月に葛図」
- 椿 椿山「花卉虫魚図画帖」
- 冷泉 為恭 重要美術品「年中行事図巻」
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重要文化財「羽黒山御手洗池出土銅鏡」
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「秋草鹿蒔絵文台」
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「七宝菊水文引手」
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ほか 約50件
おすすめの一冊
「京都 細見美術館 琳派・若冲と雅の世界」
価格:2300円(税別) 本書では、細見コレクションより、宗達、光琳、抱一、雪佳など、琳派四百年の様式美と若冲の魅力をはじめ、仏像や荘厳具などの仏教美術や物語絵のほか、能装束、蒔絵、七宝など美術工芸品も収載。選び抜かれた名品の数々を掲載し詳細な解説付。
☆★☆★ 麗しき日本の美─秋草の意匠─ ☆★☆★
■開催日時:2017/8/26 ~ 10/9 10:00~18:00
休館日/月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日休館)
■開催場所:細見美術館 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
■料 金:一般1200円 学生1000円
■お問合せ:075-752-5555 info@emuseum.or.jp
■URL :http://www.emuseum.or.jp/index.html