漆芸家と日本画家の初の兄弟展 戦前の豪華客船の飾扉を特別展示
堂本漆軒(どうもとしっけん 1889-1964)は、日本画家の堂本印象(1891-1975)の兄で大正末期~昭和時代にかけて活躍した漆芸家です。本展では、漆芸の分野で洗練された美を追求した漆軒と、新しい日本画を創造し画壇を牽引してきた印象のそれぞれの芸術活動を展観するとともに、印象が図案を手がけた共作の漆器も紹介し、兄弟による美の世界を見つめ直そうとするものです。
また、漆軒の代表作に、豪華客船あるぜんちな丸(1939年竣工)の一等食堂のために制作した蒔絵の飾扉があります。第二次世界大戦の戦禍を免れ奇跡的にのこったこの扉は、戦前の客船を伝える貴重な遺品です。この機会にどうぞお楽しみください。
同時開催
[京都現代作家展9]
鵜飼雅樹「絵画の手触り―マチエール考―」
12月13日(木)~1月27日(日)[現代作家展10]
渡辺信喜
「中国の旅 素描」
1月29日(火)~3月17日(日)
京都府立 堂本印象美術館 企画展
☆★☆★ 漆軒と印象 明治生まれの堂本兄弟・うるしと日本画の競演 ☆★☆★
■開催期間:2018/12/13~2019/3/17 9:30~17:00
休館日/毎週月曜日 ・(祝日の場合は開館、翌火曜日休館)
12月25日(火)、1月15日(火)2月12日(火)
(但し、12月24日(月・休)、1月14日(月・祝)、2月11日(月・祝)は開館
[年末年始]12月28日(金)~1月4日(金)
■開催場所:堂本印象美術館
〒603-8355 京都府京都市北区平野上柳町26−3
■料 金:一般500円 高大学生400円 小中学生200円
■お問合せ:075-463-0007
■URL :http://insho-domoto.com