鎌田友介『D Construction Atlas』展/高橋耕平『史と詩と私と』展
作家ドラフト2014
京都の町とその記憶、そして芸術センターと
「作家ドラフト」は若い才能の発掘・支援を目的に行われる京都芸術センターの公募企画です。様々な分野の専門家を審査員に迎え、その独自の視点から、
従来にない表現を試みる若手作家の展示プランを選出しているところが特徴です。
今回の審査員は建築家、青木淳。総計156件の応募ひとつひとつに丁寧に目を通した青木は、最終的に鎌田友介と高橋耕平のプランを選出しました。そのふたつは京都という町や、元明倫小学校だった京都芸術センターという「場所性」に着目したものでした。2014年2月、青木の目にとまったふたつのプランが実現します。
青木淳(あおき・じゅん)
建築家。青木淳建築計画事務所主宰。<青森県立美術館>、<潟博物館>などの公共建築の他、一連のルイ・ヴィトンの店舗設計で知られる。http://www.aokijun.com/
鎌田友介(Yusuke Kamata)
1984年神奈川県生まれ。2013年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了。リサーチすることで見えてくる物や事の関係性を,立体や写真などを駆使して空間にマッピングするという手法を継続して行う。美術と建築の領域を横断する制作を試みる。主な展覧会に,「クリテリオム86」水戸芸術館(茨城)2013,「Dimension Distortion Destruction」(資生堂ギャラリー/東京 2012),「D Structure」(児玉画廊/東京 2012)などがある。
高橋耕平(たかはし・こうへい)
1977年京都府生まれ。物事の存在における一致と差異の有り様を,観察,実演,対話,共作等の方法を用い作品にする。近作では私的な出来事や関係を切り口に,個人とコミュニティー/公共,個人と歴史の相互作用に関心を寄せ制作を行う。主な展覧会に,「かげうつし – 写映|遷移|伝染」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA/京都 2012),「加納俊輔・高橋耕平展『パズルと反芻』”Puzzle & Rumination”」(island MEDIUM/東京ほか 2012)などがある。
■ギャラリー南:高橋耕平作品の上映時間について
10時より毎時05分にスタートします。
映像の長さは58分56秒です。
☆★☆★ 鎌田友介『D Construction Atlas』展/高橋耕平『史と詩と私と』展 ☆★☆★
■開催日時:2014/2/8~3/9 10:00~20:00
休館日/毎週月曜日 年末年始(12/26-1/6)
■開催場所:京都芸術センター ギャラリー北・南
京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
■料 金:無料
■お問合せ:075-213-1000 info@kac.or.jp
■URL :http://www.hbsmuseum.jp