野口久光 シネマ・グラフィックス 魅惑のヨーロッパ映画ポスター展
戦前・戦後の映画黄金期に、映画ポスターデザイナーの第一人者として活躍し、数々の名作ポスターを手がけた野口久光(1909-1994)の世界を、映画を中心としたグラフィックデザインの観点から振り返ります。
野口は、映画ポスターのデザイナーとして一線で活躍しただけでなく、レコードジャケットのデザインや、雑誌・ミステリー本などの装丁デザインなども幅広く手がけ、わが国のグラフィック界に多大な影響を与えました。加えて、映画、ジャズ、ミュージカル、舞台の評論家の泰斗としても知られ、コンサートやミュージカル公演などの舞台芸術もプロデュースするなど、八面六臂の活躍をしました。
今回の展覧会では、野口の描いた著名 な欧州映画のポスターを中心に、映画スターそしてジャズメンのポートレイト原画やデッサン、装丁を担当した本や雑誌、レコードジャケット等を展示し、計約300点にのぼる、彼の映画を軸とした幅広いグラフィックの世界をご堪能いただけます。
関連イベント
① コンサート「ジャズで奏でる映画音楽」 [要事前申込み]
日時 10月26日(日)16:00~17:30
演奏者 “野口久和トリオ”
野口久和(piano)、日景修(bass)、藤井学(drums)
演奏曲(予定)“『第三の男』のテーマ”や『ウエスト・サイド物語』から“Cool”など
会場 当館別館ホール(定員200名)
参加費 1,000円(ただし、本展覧会入場券[半券可]が必要です)
② 特別講演会「野口久光-映画をこよなく愛したその人柄と魅力」[要事前申込み]
日時 11月8日(土)10:30~12:00
講師 大林宣彦氏(映画作家)
(プロフィール)
1938年広島県尾道市生まれ。77年『HOUSE/ハウス』で商業映画に進出。同年、ブルーリボン新人賞を受賞。代表作に『転校生』(82)『時をかける少女』(83)『さびしんぼう』(85)。2014年、北海道芦別市を舞台にした『野のなななのか』が全国順次公開中。2004年春の紫綬褒章受章、2009年秋の旭日小綬章受章。
会場 当館3階フィルムシアター(定員170名)
参加費 ※無料(ただし、本展覧会入場券[半券可]が必要です)
①②の申込み方法
往復はがきに住所、氏名(返信面にも)、電話番号と希望イベント名・番号を明記し、京都文化博物館内「野口久光展関連イベント」係へ。先着順。イベントごとに参加者1名につき、1枚のはがきでお申し込みください。
③ 関連映画上映会 “野口久光の愛した映画たち”
日時
1.10月7日(火)『大人は判ってくれない』(仏/’59)
18:30~のみ
2.10月11日(土)『赤い靴』(英/’48)
①13:30~、②17:00~
3.10月12日(日)『天井桟敷の人々』(仏/’45)
①13:30~、②17:00~
4. 10月13日(月祝)『巴里の空の下セーヌは流れる』(仏/’51)
①13:30~、②17:00~
5.10月15日(水)『グレン・ミラー物語』(米/’54)
①13:30~、②18:30~
6.10月16日(木)『禁じられた遊び』(仏/’52)
①13:30~、②18:30~
7.10月18日(土)『肉体の悪魔』(仏/’47)
①13:30~、②17:00~
8.10月19日(日)『居酒屋』(仏/’56)
①13:30~、②17:00~
9.11月8日(土)『ふたり』(日/’91)
①13:30~、②17:00~
会場 当館3階フィルムシアター(定員170名)
料金 一般800円、小学生~大学生および当館友の会会員500円※関連映画上映会のチケットは各上映日の当日のみ当館受付で販売いたします。また同チケットで野口久光展は御覧いただけません。
※上映作品や時間は変更になる場合がございます。また満席等、危険が予想される場合は入場をお断りすることがあります。
※開場は各上映開始時間の30分前です。ただし場合によっては多少前後することがあります。
■開催日時:2014/10/7(火)~12/7(日)10:00~18:00 (金曜日は19:30まで)
休館日/毎週月曜日(但し、祝日の場合は開館・翌日休館)
■会 場:京都文化博物館 4階特別展示室
〒604-8183 京都府京都市中京区東片町623-1
■入 場 料:一般1000円 大高生700円 中小生400円
■お問合せ:075-222-0888 office*bunpaku.or.jp(*を@にしてください)
■URL :http://space-bros.com/ http://www.bunpaku.or.jp/index.html