近代京都画壇の名品にみる 日本画 余白の美
日本美術の歴史の中で,画家たちが大切にしてきたことがあります。それは「余白」に詩情を込める,ということです。背景を細密に描きこみ,科学的な目で空 間を再現することを好んだ西洋の表現とは異なり,日本の絵画は「描かない」余白に大きな意味を込め,空間の「遠さ」や「広がり」を表現します。それが日本 画独特の詩情を生み,鑑賞者は吸い込まれるように絵の世界に誘われるのです。この展覧会では近代の日本画を主に紹介し,余白を用いた空間の美しさを見直します。
通期
橋本関雪《波にかもめ》 山口華楊《凝視》 上村松篁《鴛鴦》
橋本関雪《波にかもめ》 山口華楊《凝視》 上村松篁《鴛鴦》
前期:10月10日(土)~11月10日(火)
上村松園《新蛍》 西山翠嶂《雨餘》
後期:11月12日(木)~12月8日(火)
上村松園《春の旅》 小野竹喬《初秋を志ばらく立ちぬ庭の面》
上村松園《新蛍》 西山翠嶂《雨餘》
後期:11月12日(木)~12月8日(火)
上村松園《春の旅》 小野竹喬《初秋を志ばらく立ちぬ庭の面》
関連講演会
上村淳之館長講演会 「余白」の文化-日本画の空間表現について- |
日本画の作品に特徴的に用いられている「余白」。多くの日本画家がこの「余白」や「間」を大事にして作品を制作 してきました。本講演では,自身も画家である上村淳之館長が「余白」をテーマに,日本画と西洋画の空間表現にみる文化の違いや,日本画家たちが余白に込め た思いなどに迫ります。 |
日 時 | 平成27年10月20日(火)午後2時~3時30分(受付は午後1時30分から) |
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講師 | 上村 淳之 (日本画家・京都市学校歴史博物館長) |
定 員 | 80名 |
費 用 | 聴講無料(当日観覧券200円が必要,各種割引が適用できます) |
場 所 | 学校歴史博物館 |
申 込 | ●『京都いつでもコール』 075-661-3755
●パソコン http://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000012821.html ●携帯電話 http://www.city.kyoto.jp/koho/m/cc 受付期間:9月18日(金)~10月18日(日) 先着順 |
☆★☆★☆ 近代京都画壇の名品にみる 日本画 余白の美 ☆★☆★☆
■開催日時:2015/10/10~12/8 9:00~17:00
休館日/水曜日(祝日の場合は翌平日)
■開催場所:京都市学校歴史博物館
〒600-8044 京都市下京区御幸町通仏光寺下ル橘町437
■料 金:大人200円 小中高生100円 京都市内の小・中学生の土日は無料
■お問合せ:075-344-1305 rekihaku-igyou@edu.city.kyoto.jp
■U R L:http://kyo-gakurehaku.jp/