近世京都の宮廷文化★京セラ美術館
京都では延暦13年(794年)の平安遷都以来、宮廷を中心に雅びやかな文化を形成し継承してきました。その宮廷文化の粋を形で表す最高の晴れの舞台が、即位式と大嘗祭(だいじょうさい)です。これら一連の儀式は大礼や大典(たいてん)とも呼ばれています。
本展覧会では、近世以降の大礼に関する資料を収集する小原家(おはらけ)文庫や民間に所蔵されている貴重な資料をはじめ、徳川秀忠の娘で、後水尾(ごみずのお)天皇に入内し、公家と武家を結ぶ懸け橋として、宮廷文化にも貢献した東福門院(とうふくもんいん)(徳川和子)ゆかりの品々など、約60点を展示します。
このようにまとまった形で展示を行うのは、昭和51年に京都で展覧会「文華典(ぶんかてん)」が開催されて以来、約40年ぶりであり、現代まで受け継がれる高雅な宮廷文化の精華を、多くの方々に実感していただける内容となっています。
京セラ美術館では、小原家文庫をはじめとする大礼に関する当時の貴重な資料をはじめ、東福門院ゆかりの品々などを展示します。
城南宮斎館では、大礼の儀式を再現した大正時代の模型や儀式の際に使用される衣装や絵巻物などを中心に展示します。
これら両会場の展示品を通して、天皇の代始めに行われる大礼の場景がより鮮明に浮かびあがります。
※城南宮会場は10月23日(日)までの開催です。京セラ美術館会場とは日程・時間が異なりますのでご注意ください。
同時開催/城南宮会場(~10月23日)
京都市伏見区中書島鳥羽離宮町7
TEL:075-623-0846
http://www.jonangu.com
☆★☆★ 近世京都の宮廷文化 ~宮廷大礼文化の風景~☆★☆★
■開催日時:2016/9/10~11/13 10:00~17:00
休館日/会期中は無休
■開催場所:京セラ美術館
〒612-8501 京都市伏見区竹田鳥羽殿町6番地 京セラ本社ビル1F
■観覧料金:無料
■お問合せ:075-604-3518
■U R L:http://www.kyocera.co.jp/company/csr/facility/museum/