西陣金襴展 ~道具と技~
西陣産地は、1200有余年の歴史に輝き、先染紋織物の産地として、全世界に轟いています。
その中で、金襴織物は、西陣織の源泉であり真髄とされています。その品目は多種で「宗教金襴」「表具裂」「名物裂」「人形裂」等で、神官装束、十二単、法衣、能装束等に使われています。
紋様は、「シルクロードを経て伝来し、正倉院の品々をうつしたもの」「大名・有名茶人が好んだ名物裂」「宗教・宗派・階級ごとに決められた紋」など、伝統と格式を重んじています。
特に「西陣金襴」は、平成20年度に国から地域団体商標に認定されました。今回の展示会を観ていただき、この偉大な知的財産である「西陣金襴」のブランド名を知っていただくとともに、紋織物の真髄であるジャガード、機装置、筬(はた)、杼(ひ)、のどの道具を通して技術の軌跡をたどると伴に、現代の名工の技をご覧いただけます。
匠(たくみ)【伝統工芸職人 実演】伝統工芸品の制作工程を、月替わりで実演
京くみひも
土・日・祝 13:00-16:00
京都でくみひもの生産がはじまったのは、平安建都(794年)の頃。
武具の飾り、羽織のひも、帯締めや神仏具、根付ひもなど時代とともに様々な用途に使われ、発展していきました。
丸台、角台、高台など何種類もの組台を使う手仕事で、一つひとつに、歴史が育んだ京の美意識が表現されています。
京焼・清水焼(手ひねりと絵付け)
9/18, 9/19, 9/24, 9/25, 9/26, 9/30, 10/1, 10/2, 10/3
10:00-15:30
京焼・清水焼は、京郁でつくられるやきものの総称です。高い意匠力と多彩な技術とが、「土もの」と呼ばれる陶器と「石もの」と呼ばれる磁器の両分野で、あらゆる種類のやきものをつくりだしてきました。
雄略天皇の時代(5世紀後半)にはじまったとされる歴史は、17世紀中頃に野々村仁清が華麗な色絵陶器を完成させて一つの頂点を迎え、その後も尾形乾山、奥田頴川、青木木米といった多くの陶工が独自のデザイン・技法を生み出してきました。高度な技術力に基づいた華麗で雅やかなやきものです。
■開催日時:2014/8/29~9/28 9:00~17:00 会期中無休
■開催場所:京都伝統産業ふれあい館
〒606-8343 京都市左京区岡崎成勝寺町9-1 みやこめっせ地下1階
■主 催:西陣織工業組合(金襴振興委員会)、(公財)京都伝統産業交流センター
■料 金:無料
■お問合せ:075-762-2670
メールフォームhttp://www.miyakomesse.jp/fureaika/contact.php
■U R L:http://www.miyakomesse.jp/fureaika/index.php