秋季展「屏風で楽しむ 京・名・物」/泉屋博古館
古来より人々を魅了し続けてきた京都。ことに交通の発達した江戸時代には、多くの旅人が訪れました。一大観光都市京都のはじまりです。人々が目指したのは、四季折々の風光、数多の名所旧跡、そして、美術工芸から芸能、食におよぶ薫り高い文化でした。そして、それらは絵画の格好の題材ともなりました。
本展では「京名物」をキーワードとして、屏風や絵巻の数々の名品が展示されています。
そのガイド役をつとめるのが、「二条城行幸図屏風」。
沿道を埋める観衆の自由な見物スタイルが際立つ一級の風俗画です。行列の貴人たちの盛装もさることながら、最新モードの男女、豪華な見物席のしつらえ、宴席と見まごう繊細な料理…いわば「京名物」のエッセンスがつまっています。
この名品を高精細大型スキャナーを用いて、描かれた京名物めぐりが始まります。
関連イベント
1.せんおくアートシアター「4Kで迫る!二条城行幸図屏風」
開催日:会期中随時(11月6日・7日・21日は閉室)2.列品解説
☆「屏風で楽しむ 京・名・物」展
日時:2014年11月1日(土)・15日(土)・29日(土)各日14:00~
学芸員による展示品の解説。☆ 「中国青銅器の時代」
日時:2014年11月8日(土)・22日(土)各日14:00~
常設展「中国青銅器の時代」については、毎日ミュージアムボランティアによる解説。
■開催期間:2014/10/25 ~ 12/7 10:30~17:00
休館日/毎週月曜日(ただし11/3・24開館 11/4・25は休館)
■開催場所:住友コレクション 泉屋博古館
〒606-8431 京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24
■料 金:一般730円 高大生520円 小中生310円
■お問合せ:075-771-6411
■URL :http://www.sen-oku.or.jp