百人一首と清少納言『枕草子』
「春はあけぼの」…清少納言の知られざる心情を読み解く
日本最古の随筆『枕草子』の作者である清少納言は、紫式部とともに平安中期を代表する女流文学者として知られています。
また、和歌の名門に生まれ、父・清原元輔、曾祖父・清原深養父とともに百人一首に選ばれており、「夜をこめて鳥のそら音ははかるとも よに逢坂の関は許さじ」という漢学の素養を発揮した和歌を残しています。
今回は、『枕草子』誕生の歴史的背景や作者の秘められた思いを探るとともに、清少納言の和歌や歌仙絵、当時の装束、そして紫式部との関係などの視点から、その魅力や素顔に迫ります。
【関連講演会】渡邊あゆみアナウンサーが詠む『枕草子』~研ぎ澄まされた感性に触れる~
NHK歴史番組「歴史秘話ヒストリア」で長年案内人を務めてきた渡邊あゆみアナウンサーによる朗読会です。朗読会の後にはトークセッションを開催。『枕草子』誕生の歴史的背景や、清少納言が語らなかった秘密をお話しいただきます。日時:2016年7月30日(土)13:30~15:00
【関連イベント】十二単着装実演と投扇興体験
平安時代の代表的な衣装である「十二単」の着装を実演解説します。
また、清少納言や紫式部の歌を含む百人一首形式による投扇興を実際に体験し、華やかで雅な世界が味わえます。日時:2016年7月16日(土)13:30~15:30
企画展
☆★☆★ 百人一首と清少納言『枕草子』 ☆★☆★
■開催日時:2016/6/21~8/21 10:00~17:00
■開催場所:小倉百人一首殿堂 時雨殿
〒616-8385 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11
■観覧料金:高校生以上500円 小中学生300円
■お問合せ:075-882-1111 ogura@kyo.r.jp
■U R L:http://www.shigureden.or.jp