特集陳列「雛まつりと人形」 京博明治古都館
雛まつりは古くから行われているように思われがちですが、人形を飾ってこの日を祝うようになったのは、江戸時代の初めとされています。
当時の雛人形には、その時代の元号を冠して呼ばれる寛永雛・享保雛や、考案した人形師の名を付けたという次郎左衛門雛、江戸で誕生した古今雛、公家の装束を正しく写した有職雛などがあります。
この展示では、各種の雛人形が勢ぞろいし、雛人形の変遷がご覧いただけます。
また、現代では見られなくなった関西風の御殿飾り雛もご紹介します。とりわけ本年は、新たにご寄贈いただいた天保15年(1844)に初節供を迎えた女子のために誂えられた御殿飾り雛のお披露目をします。
おもな展示作品リスト
指定 作品名 員数 所蔵
御殿飾り雛 明治9年(1876) 1式 京都国立博物館
御殿飾り雛 天保15年(1844) 1式 京都国立博物館
立雛 次郎左衛門頭 1対 京都国立博物館
古式享保雛(元禄雛) 1対 京都国立博物館
享保雛(大内雛) 1対 京都国立博物館
次郎左衛門雛 1対 京都国立博物館
古今雛 1対 京都国立博物館
有職立雛 1対 京都国立博物館
嵯峨人形 唐子立姿 1躯 京都国立博物館
御所人形 桃持ち 1躯 京都国立博物館
御所人形 亀乗り 1躯 京都国立博物館
衣裳人形 婦女立姿 1躯 京都国立博物館
賀茂人形 雀踊り 1躯 京都国立博物館展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
■開催日時:2015/2/21 ~ 4/7 9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日/月曜日(祝日の場合は開館・翌火曜日休館)
■開催場所:京都国立博物館 明治古都館(本館)
京都府京都市東山区茶屋町527
■料 金:一般520円(410円)大学生:260円(210円)
高校生以下(18歳未満)・満70歳以上の方:無料(年齢のわかるものをご提示ください)
■主 催:京都国立博物館
■お問合せ:075-525-2473
■URL :http://www.kyohaku.go.jp/