特集陳列 丹後の仏教美術/京都国立博物館
海と山に囲まれ、明るく澄んだ風光に恵まれた土地――丹後。京都府北部に位置するこの地域は、日本海を挟んで大陸と近く、都との関係も密接で、古代より人と文物の交流が盛んでした。そのため、歴史を通じて重要な寺社が営まれ、豊かな信仰や優れた宗教美術が育まれてきました。
今回の展示では、丹後地域の寺社に伝来した貴重な絵画や工芸品、彫刻を特集します。とくに注目は、京丹後市縁城寺の本尊、千手観音立像(重要文化財・平安時代)です。秘仏のため、普段は拝観することができません。この機会にぜひご観覧ください。その他にも、重要文化財を含む多くの古像や、仏画、絵巻物などを一堂に集めます。
昨年には京都縦貫自動車道が全線開通し、市街とのアクセスがより便利になった丹後の地。これから、ますます多くの方が訪れることでしょう。この機会に、「海の京都」丹後に秘められた信仰と歴史のおもしろさを、ぜひ味わっていただきたいと思います。
☆★☆★ 特集陳列 丹後の仏教美術 ☆★☆★
■開催日時:2016/7/26~9/11 9:30~17:00
休館日/月曜日(ただし、月曜日が祝日・休日となる場合は開館し、翌火曜日を休館)
■開催場所:京都国立博物館 平成知新館
〒605-0931 京都府京都市東山区茶屋町527
■料 金:一般520円(410円) 大学生260円(210円) 高校生以下無料
■お問合せ:075-525-2473
■URL :http://www.kyohaku.go.jp/