泥象 鈴木治の世界 / 京都国立近代美術館
―「使う陶」から「観る陶」、そして「詠む陶」へ―
鈴木治(1926-2001)は、戦後の日本陶芸を代表する陶芸家の一人として知られています。千家十職の永樂工房で轆轤(ろくろ)職人をしていた鈴木宇源治(うげんじ)の三男として京都五条坂に生まれ、早くから父に轆轤の手ほどきを受けました。
あくまでも土と火による造形を追求し続けた鈴木が、作品名にしばしば用いた「泥像(でいぞう)」や「泥象(でいしょう)」という言葉は、彼の作陶にこめた理念や想い、あるいは陶芸そのものに対する自らの答えといえるでしょう。
没後初めての大規模な回顧展となる本展では、初期作品から晩年の未発表作品まで含む約150点で、作者が到った「〈使う陶〉から〈観る陶〉へ、〈観る陶〉から〈詠む陶〉へ」の足跡をたどります。
関連イベント/講演会
■「鈴木治の陶芸」
中尾優衣(当館研究員)
日時:2013年7月27日(土)午後2時~3時30分
会場:京都国立近代美術館1階講堂
定員:100名(聴講無料、当日午前11時から受付にて整理券を配布します)
■「鈴木治:陶の造形詩人」
太田垣 實氏(美術評論家)
日時:2013年8月10日(土)午後2時~3時30分
会場:京都国立近代美術館1階講堂
定員:100名(聴講無料、当日午前11時から受付にて整理券を配布します)
■開催日時:2013/07/12 ~ 8/25 9:30~17:00(金曜日20:00)
休館日/月曜日
■開催場所: 京都国立近代美術館
■入館料 :一般1200円(1000円)大学生800円(600円)高校生400円(200円)中学生以下無料
■お問合せ:075-761-4111
■URL : http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2013/398.html