没後45年 詩魂の画家 山口薫展 / 何必館・京都現代美術館
山口の絶筆となった「おぼろ月に輪舞する子供達」は、まるで現世と来世を写したかのような生死を超えた永遠の世界を感じさせ、その透明感ある幻想的な作品は山口の思想を見事に表しています。
本展では山口薫の油彩や水彩、詩文などの作品の中から厳選された作品約70点が展示されています。
山口薫(1907-1968)は近代日本美術を代表する洋画家です。
東京美術学校西洋画科を卒業後にフランスに留学、帰国後は新時代洋画展や自由美術家協会の結成し、モダンアート協会の創立に加わるなど日本洋画の発展に貢献しました。
戦前から戦後にかけて美術表現が目ざましく変貌を遂げた時代に、コラージュや抽象に取り組むなど独自の画業を展開した山口薫。
馬や牛、娘や愛犬など身近な存在や自然をモチーフに選び、そこから浮かび上がる山口のイマジネーションが具象と抽象の境界を行き来して詩情豊かな造形表現でキャンパスに描き出されています。
●記念出版 「詩魂の画家 山口薫」3000円
☆★☆★ 没後45年 詩魂の画家 山口薫展 ☆★☆★
■開催日時:2013/11/23~2014/1/26 10:00~18:00
休館日/月曜日(12/23、1/13は開館)12/30~1/6
■開催場所:何必館・京都現代美術館
京都市東山区祇園町北側271
■入 館 料:一般 1000円 学生 800円
■お問合せ:075-525-1311
■URL :http://www.kahitsukan.or.jp/