永井裕明展 GRAPHIC JAM ZUKO in Kyoto
京都dddギャラリーの2015年は、シンプルかつダイレクトなアプローチ、写真やコピーとの絶妙なバランス、洗練と誠実を兼ね備え、醸成された広告表現で知られるアートディレクター、永井裕明さんの登場で幕開けします。
広告を主なフィールドに、多岐にわたる活動(アートディレクション)を展開する永井氏が、今回の展覧会のテーマに選んだのは「図交(図我交錯)」。
“自分のものづくりの原点は、小学校の頃の図画工作にあり、今やっていることもあまり変わらないけれど、大人になった分、事情が交錯していて、それを咀嚼しながら進むには、自我という道具を持っていかなくては”と語る永井氏。気鋭な写真家たちと組んだ新作「図交」ポスターをはじめ、これまで手がけたポスターや新聞・雑誌などの広告と装丁の仕事、作品制作時のノートや使用したモチーフ等、さまざまなカタチの「図交」が紹介されています。
ギャラリーツアー
2015年3月6日(金)17:30-19:00
会場:京都dddギャラリー 入場無料 定員50名
出演:永井裕明+佐々木まなび+嘉戸浩
※16:00よりトークに先立ち、嘉戸浩の雲母刷り
2月13日よりお申込みいただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
永井裕明(ながい ひろあき)/アートディレクター
– 略歴
1957年東京生まれ。東京都立工芸高等学校デザイン科卒業。ブレックファーストを経て、1989年N.G. inc.設立。東京ADC、東京TDC、JAGDA会員。2014年より東京造形大学 教授。– 主な仕事
佐川急便のCI・グラフィック広告のアートディレクション、横浜ゴム「PRGR」「ADVAN」のグラフィック広告、カリフォルニア州観光局グラフィック広告、和歌山県観光キャンペーン広告、サントリー「山崎」「膳」のグラフィック広告、川村記念美術館「ピカソ展:幻のジャクリーヌ・コレクション」「パウル・クレー:創造の物語」「モーリス・ルイス:秘密の色層」のポスター・告知ツールのデザイン、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館「ヤン・ファーブル展」「オシャベリ@美術館」などのポスター・告知ツールのデザイン、協和発酵キリンのCI・VI開発・企業広告、LOUIS VUITTONの写真集装丁・展示会ディレクション、季刊『草月』装丁・アートディレクションなど。– 個展・展覧会
1997年 「JAGDA新人賞展1997」(クリエイションギャラリーG8)、2004年 「Blanc blanc blanc」(HBギャラリー)、2007年 「永井裕明アートディレクション展《デザインの臍と緒》」(東京純心女子大学 純心ギャラリー)、2008年 「GRAPHIC TRIAL 2008」(印刷博物館P&Pギャラリー)、2012年 永井裕明『装丁外』展(森岡書店)など。– 主な受賞
1995年、ニューヨークADC 金賞 (市川勝弘写真集『エゴノキ』)。1997年、JAGDA新人賞、JR東日本ポスターグランプリ 金賞(和歌山県キャンペーン)。2000年、東京ADC賞(「紀ノ国屋本左衛門」のポスター、ブック&エディトリアルデザイン)。2001年、全国カタログ・ポスター展 経済産業大臣賞(「ヤン・ファーブル展」)。2002年、Hong Kong DESIGN SHOW 金賞(「ヤン・ファーブル展」ポスター/金子親一写真集『Unbalance』)。2006年、東京ADC賞(「ウツボムーン」のグラフィックデザイン)。2009年、造本装幀コンクール 経済産業大臣賞(金子親一写真集『TORSO』)、世界ポスタートリエンナーレトヤマ 銀賞(「パウル・クレー」ポスター)。2012年、JAGDA賞 (「Louis Vuitton Forest Photo Exhibition by Mikiya Takimoto」)、アジアデザイン賞 金賞 (『Louis Vuitton Forest Box』)他多数。
☆★☆★ 永井裕明展 GRAPHIC JAM ZUKO in Kyoto ☆★☆★
■開催期間:2015/1/16~3/31
■開催場所:京都dddギャラリー
〒616-8533 京都市右京区太秦上刑部町10
■料 金:無料
■お問合せ:075-871-1480
■URL :http://www.dnp.co.jp/gallery/ddd/