朝鮮文化と京都-高麗美術館コレクションに見る「韓流」の歴史-
千年の都・京都は、平安時代から続く日本の歴史と文化を継承する伝統の町です。一方で、古くから外国の文物を受け入れ、国際都市としての役割を担ってきました。京都の寺社仏閣には秦氏や東漢氏など、古代朝鮮から渡来した人物や集団によって築かれた名所が多く、また渡来系氏族が移り住んだ地域が点在しています。
国内外から観光都市・京都を訪ねる人が増えた昨今、ただ外観を愉しむばかりではなく、これらの地に眠る史実を踏まえて町めぐりをすることで、京都に息づく伝統文化の多様な側面がみえてくることでしょう。
本展では京都に息づく朝鮮文化をテーマに、古代渡来人の足跡、そして京都と朝鮮・韓国をつなぐ交流の歴史を京都に伝わるゆかりの文物を交えながら、高麗美術館コレクションを中心に紹介されます。
〈関連事業〉
1. 「井上満郎先生と行く~京都のなかの“韓流”遺跡めぐり」
京都の歴史と文化に詳しい井上満郎先生(京都市歴史資料館館長、京都市埋蔵文化財研究所所長)とともに、京都に残る渡来人ゆかりの史跡や寺社を巡ります。あなたの知らない「もう一つの京都」を訪ねてみませんか?
9月14日(土)8:30-18:00、 定員40名、 参加費7,000円(入館料・昼食込、維持会員は6,000円)、 移動は専用バス
〔探訪ルート〕JR京都駅八条口→高麗美術館「朝鮮文化と京都」展鑑賞→平野神社→
蚕ノ社→嵐山・葛野大堰→昼食→広隆寺→蛇塚古墳→松尾大社→樫原廃寺 →JR京都駅八条口2.「京都の伝統工芸 “西陣織ワークショップ” ランチョンマットを作る」
京都の伝統工芸の一つ、“西陣織”。ワークショップではその特徴を活かしたオリジナルグッズを、
京の帯処「西陣屋」http://kyo-obi-nishijinya.com 代表・河合大治郎さんの手ほどきで作ります。
9月7日(土)・10月5日(土)、 両日とも13:00-16:00、 定員 各回20名、 参加費5,500円(入館料別・材料費込)
お申込み・詳細は高麗美術館研究所(TEL075-494-2238)までお問い合わせください。
■開催期間:2013/8/17~10/14 10:00~17:00
休館日/月曜日(ただし9月16日・23日は開館。9月17日・24日は休館)
■開催場所:高麗美術館
京都市北区紫竹上岸町15番地
■入 館 料:一般500円 大高生400円 中学生以下無料
■お問合せ:075-491-1192
■URL :http://www.koryomuseum.or.jp/