大エルミタージュ美術館展 ~世紀の顔・西欧絵画の400年~
本展では、16世紀から20世紀の各世紀の「顔」というべき絵画が紹介されている。
ティツィアーノ、ルーベンス、レンブラントからモネ、セザンヌ、ピカソ、マティスにいたる89点を展示。
マティスの傑作のひとつ、《赤い部屋(赤のハーモニー)》は、京都で30年ぶりに公開されている。

(c)Photo: The State Hermitage Museum, St. Petersburg, 2012
(後藤結美子/京都市美術館学芸員)
エルミタージュ美術館の歴史は、女帝エカテリーナ2世が、1764年にフランドルとオランダ絵画のコレクション200点余りを購入し、歴代皇帝の住居、冬宮の隣に建設した自身専用の美術展示室「エルミタージュ」に収蔵したことに始まります。フランス語で「隠れ家」を意味する「エルミタージュ」には、世界中の美が集められ、エカテリーナの心の安らぎの場所にもなりました。
エカテリーナが帝位を退いて以後も、歴代皇帝によってロシアの威信をかけた美術品の収集が続けられ、現在エルミタージュ美術館は300万点超という膨大な数の所蔵品を誇っています。その広範な地域や時代にまたがった作品群は、まさに「美の百科事典」と形容されるにふさわしいものです。
今回はエルミタージュのコレクションのうち特に充実している西洋絵画から、16世紀~20世紀初頭までの作品を展示します。400年にまたがる展示作品は、その主題や様式において劇的な変化を見せています。冒頭に現われるティツィアーノのキリスト像と最終章のマティスの《赤い部屋(赤のハーモニー)》を比較すると、物の見方や表し方について、同じ西欧文化から生まれた作品であるとは思えないほど、大きな相違が見られます。本展にはそのような西洋絵画の多様性を一望できる面白さがあります。
http://www.ytv.co.jp/hermitage/information/midokoro.html
<「大エルミタージュ美術館展」関連イベントのお知らせ>
○記念講演会
「エルミタージュとイタリア」
講師:岡田温司(京都大学 人間・環境学研究科教授)
日時:10月27日(土)午後2時から午後3時30分まで
定員:90名
■開催期間: 2012/10/10 ~12/06 9:00~17:00
※10/26~28日は20:00まで開館 休館日:月曜日
■開催場所: 京都市美術館
京都市左京区岡崎円勝寺町124(岡崎公園内)
■入場料金: 一般/1500円 高大生/1000円 小中生/500円
■お問合せ: 075-771-4107
■URL :http://www.ytv.co.jp/hermitage/
http://www.city.kyoto.jp/bunshi/kmma/exhibition/hermitage.html
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