夏休み企画展『dreamscape ─ うたかたの扉』 / 京都芸術センター
夏休みには、〈いつも〉と違う何かが待っている。本展では、夏休み=“非日常の世界への扉が開く特別な期間”として、大西康明、松澤有子の2人の作家が表現する「日常の一歩先にある〈もう一つの世界〉」を展覧します。
それぞれの作家が表現する世界から「想像のヒント」をもらって、〈もう一つの世界〉への扉、開けてみませんか。
大西康明 (おおにし・やすあき)
2001年筑波大学芸術専門学群卒業、2004年京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。日常的な素材を用いながら、目に見えない現象や気配をとらえて造形化させた作品群を制作。近年は、何らかの〈かたち〉を模った半透明のシートを黒い接着剤によって吊り下げるという手法での作品を多く手がけてきた。国内のみならず海外で精力的に展覧会を行っている。主な展覧会としてグループ展『agorà –Miniartextil』(Villa Olmo、イタリア、2012年)、個展『Inner Space』(Wifrid Israel Museum、イスラエル、2012年)グループ展『世界制作の方法』(国立国際美術館、2011年)個展『体積の裏側』(愛知県美術館、2011年)など。
http://onys.net/
松澤有子(まつざわ・ゆうこ)
1975年、神奈川県逗子市生まれ。横浜市在住。シドニー大学大学院芸術学部修士課程修了。その土地の風土や場所の性質を活かし、まるでその場に生命が宿ったかのように非日常空間を生み出すインスタレーションを各地で制作。「制作はいつもその土地、その空間、そこに存在する時間や記憶に寄り添うことからはじまります。そして作品は、そこからさらに紡いでゆこうとする過程の積極的な残像です」と語る。主な展覧会に、「つづく」(徳島LEDアートフェスティバル、2012年、2013年)、「ひかりを仰ぐ」(黄金町バザール、横浜、2011年)、「来訪」(中之条ビエンナーレ、2011年)など。
http://yukomatsuzawa.com/
KAC Performing Arts Program / Contemporary Dance×夏休み企画/ 関連企画照明家・木藤歩による照明コーディネートで『dreamscape ーうたかたの扉』の二つの展示空間に新たな表情が生まれます。3日間限りのコラボレーションをお楽しみください。
8月30日(金) 18:00 ~ 8月31日(土) 13:00 ~ 9月1日(日) 13:00 ~
■開催期間:2013/8/3~9/16 10:00~20:00
■開催場所:京都芸術センター ギャラリー北・南ほか
京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
■入 場 料:無料
■お問合せ:075-213-1000
■URL :http://www.kac.or.jp/events/6628/