4/19四君子苑の公開&春季茶道具取合展「春を惜しむ」 ★ 北村美術館
美術館は大文字を真正面に見据え、賀茂川と高野川が合流して最も川幅が広くなった鴨川の西岸に位置している。また、このあたりは頼山陽が「山紫に水明らかな處」と誉め讃えた京都きっての景勝地でもある。
美術館の公開は、綺麗寂びで堂上風な好みと評された北村謹次郎の蒐集品を折々のテーマにより取り合わせ、春季・秋季に公開している。
四君子苑 国・登録有形文化財の公開
公開日 : 2016年(平成28年)4月19日(火)~ 4月24日(日)
開苑時間 :午前11:00~午後3:00
入 苑 料 :共通券(美術館入館料を含む)2,000円
四 君子苑(しくんしえん)は茶苑と数寄屋造りの建物(旧北村邸)で、その由来は、菊の高貴、竹の剛直、梅の清洌、蘭の芳香を四君子と中国で讃える風習があ り、その菊、竹、梅、蘭の頭の文字が「きたむら」と読めることから、その品格風格にあやかることを祈って、北村謹次郎が命名した。
四君子苑の数寄屋造りの建物は、京数寄屋の名棟梁と謳われた北村捨次郎の晩年の作品で、昭和15年に着工し昭和19年に完成した。又、昭和38年には近代数寄屋建築の泰斗・吉田五十八により母屋が近代数寄屋建築に建替えられた。
その後平成13年に国の登録有形文化財に「玄関・寄付(よりつき)」「渡廊下・外腰掛」「表門」並びに「離れ茶席」が夫々指定された。
四 君子苑は「石造物の宝庫」として知られ、多種多彩な石造美術品が約60点配置されている。その中には、嘉禎3年(1237)の刻印をもち日本最古の年銘入 りと貴重視されている石燈籠、旧報恩寺形の本歌で、姿が洗練されて美しく鎌倉時代の名品とされる八角形の石燈籠、鶴の塔の通称がある古式の宝篋印塔が含ま れている。 これらは鎌倉時代の作の優品で、3点とも国の重要文化財に指定されている。
四君子苑の茶室は、鴨川を隔てて大文字を正面に望む広間「看大」始め、主茶席小間「珍散蓮」などがある。
四君子苑の公開は春と秋に一定期間内部を公開している。
2016年(平成28年)春季茶道具取合展
☆★☆★☆ 「春を惜しむ」 ☆★☆★☆
■開催日時: 2016/3/12~6/12 10:00~16:00
休館日/月曜日、 祝日の翌日 (4/30 5/4 5/5は開館)
※月曜日が祝日の場合は開館 ※祝日の翌日が祝日又、土曜日の場合は開館
■開催場所:北村美術館
〒602-0841 京都市上京区河原町通今出川下ル1筋目東入梶井町
■料 金:一般600円 学生400円
■お問合せ:075-256-0637
■U R L:http://kitamura-museum.com/index.html