北斎とリヴィエール ―二つの三十六景と北斎漫画―
富士山を描いた浮世絵師として、世界でもっとも有名な北斎の代表作『冨嶽三十六景』。
そして、
パリの浮世絵師と呼ばれた版画家アンリ・リヴィエールが制作した『エッフェル塔三十六景』。
この二つの『三十六景』を紹介するユニークな展覧会を開催します。日本とフランス、二つの『三十六景』を同時にご覧いただけるのは、関西で初めてとなります。
そして、『冨嶽三十六景』とともにヨーロッパの印象派の画家たちに衝撃と大きな影響を与えた『北斎漫画』と、幕末から現在まで伝承された『北斎漫画』の貴重な版木も特別公開し、世界の人々を魅了してきた北斎の世界観に迫ります。
本年は『北斎漫画』が発刊されて 200 年、そしてリヴィエールが誕生して 150 年という記念すべき年に当たります。この記念すべき年に、北斎とリヴィエール二人の浮世絵師の競演をお楽しみください。
◆展示構成
第1章 冨嶽三十六景
北斎の代表作にして浮世絵版画の金字塔『冨嶽三十六景』全 46 図を展示。
第2章 エッフェル塔三十六景
歴史と自然に彩られた魅惑の街・パリをこよなく愛したリヴィエールが描く
『エッフェル塔三十六景』全 36 図を展示。
第3章 北斎漫画と伝承版木
『北斎漫画』の貴重な版木とともに、江戸時代より伝承されてきたこの版木
を使い、現代の職人によって摺られた選りすぐりの各図を展示。
■開催日時:2014/7/12~8/31 9:30 ~ 17:00
休 館 日/月曜日(祝日の場合翌日)
■開催場所:佐川美術館 特別展示室
〒524-0102 滋賀県守山市水保町北川 2891
■入 館 料:一般1000円 高大生600円 中学生以下は無料(保護者同伴要)
■主 催:公益財団法人佐川美術館
■お問合せ:077-585-7800
■URL :http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/