伊藤若冲の名宝展 -相国寺・金閣寺・銀閣寺所蔵-
江戸時代の中期の相国寺は、伝統ある禅宗文化の拠点として多くの人々を魅き付けた。その代表が、奇才の画家として知られる伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)である。
若冲は、世俗をすてて禅宗に深く帰依する宗教人でもあり、相国寺の住持大典(だいてん)和尚と深い交遊関係を結んでいた。その関係から若冲は、相国寺・ 金閣寺・銀閣寺に伝来する中国や日本の古画に親しく接する機会に恵まれた。文正筆「鳴鶴図」に触発された作品を複数制作したのも、こうした縁があったれば こそである。されに若冲は、相国寺に「動植綵絵(サイエ)」30幅(のち宮内庁に献上)と『釈迦三尊図』3幅対を寄進し、鹿苑寺大書院の障壁画を手掛けた。とくに『釈迦三尊図』は、『動植綵絵』とともに毎年相国寺で参詣者に公開されたため、若冲の名は万人に知られるところとなった。
☆★☆★伊藤若冲の名宝展 -相国寺・金閣寺・銀閣寺所蔵-☆★☆★
■開催日時:2014/6/15~2014/9/23 会期中無休 10:00~17:00
■開催場所:相国寺承天閣美術館
京都市上京区今出川通烏丸東入相国寺門前町701
■入館料金:一般800円 65歳以上・大学生600円 中高生300円 小学生200円
■お問合せ: 075-241-0423
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