京都オパールと漆・ふたつの出会いが生み出す 彩輝光
大町憲治氏は蒔絵にオパールを用いた独自の漆工芸作品を生み出し、長年にわたって制作を続けてきました。
古来、蒔絵には貝殻の内側に光る部分を薄く剥いだ「螺鈿(らでん)」が用いられてきましたが、貝殻を京都オパールにおきかけた独自の手法は、螺鈿では表現できない多彩で華やかな発色の蒔絵を実現させました。
漆工芸の長い伝統の中に、新しい要素を盛り込んだ数々の作品は、伝統工芸の分野に新たな地平を切り拓くものではないでしょうか。
本展では、大町氏の手により漆工芸と京都オパールを融合させた新しい蒔絵の世界をご覧いただけます。
[プロフィール]
1978 京都市立日吉ヶ丘高校美術工芸コース 卒業
1981 日展、京展(‘85市長賞受賞)、全関西美術展(’93関展賞受賞)
1982 日本新工芸展 、彦根市美術展(特選受賞)
1993 京都工芸美術作家協会展(’94奨励賞受賞)
1997 滋賀県美術展(‘00特選受賞)
1999 The Gen-Foundation財団(奨学支援受賞) イギリス&フランス研修留学
Paris : Louvre Museum(漆工芸品調査)
2000 大津市美術展(‘02特選受賞、大津市教育委員長賞受賞)
2004 The Gen-Foundation First presentation evening in LONDON
2005 京都伝統工芸大学校 総合工芸蒔絵コース講師
2006 平和堂財団 新進芸術家美術展(芸術奨励賞受賞)
第18回工芸美術「創工会展」(京都工芸賞:京都新聞社賞受賞)
2007 朝日現代クラフト展 (招待出品)
2008 The Gen-Foundation財団(奨学支援受賞)ロンドン&上海研修
2009 APEC JAPAN2010横浜会場 彩輝光作品依頼出品
2011 EL PUENTE–架け橋– 日本、イタリア、ベネズエラ交流展(福岡市美術館)
洛式meets彩輝光碁盤 京都デザイン賞 (京都府庁旧本館)
2013 現代茶湯アワード弐◯壱参」アワード男茶部門(ダンディー部門)金賞受賞
■常設展/現在の展示作品 ピカソ銅版画347シリーズ(展示期間10月22日~)
347点シリーズの中で、作品No.20~37までを順番に展示。347シリーズの初期の作品をご覧いただけます。
京セラ美術館では、同シリーズ全50セットのうち、2番目に刷られた作品(全347点)を所蔵しており、その一部を常設展示しています。
■常設展/現在の展示作品(アイウエオ順)日本画(展示期間10月22日~)
「刈田余情」池田遙邨、「存在」伊藤紫虹、「雪野」上村淳之、「黄山煙雨」下保昭、「雪映大和路」後藤純男、「富士」今野忠一、「越」竹内浩一、「暮雪」中村宗弘、「平等院」平山郁夫、「散る秋」堀文子、「山の辺新秋」吉田善彦
☆★☆★ 「京都オパールと漆・ふたつの出会いが生み出す 彩輝光」 ☆★☆★
■開催日時:2013/11/23~2013/12/8 10:00~17:00
会期中無休 ・ イルミネーション点灯期間中は20:00まで開館
■開催場所:京セラ美術館
京都市伏見区竹田鳥羽殿町6番地 京セラ本社ビル1F
■入 館 料:無料
■お問合せ:075-604-3500
■URL :http://www.kyocera.co.jp/company/csr/facility/museum/