京を描く―洛中洛外図の時代―
首都京都の全景を一双の屏風に描く洛中洛外図屏風は、16世紀初頭に登場します。
現実の都市社会を題材に、権力者の政治体制から京都町衆の生活の一齣までを生き生きと描き、応仁・文明の乱から復興し、新たな近世都市へ向かう京都の姿を活写しました。
その後、この洛中洛外図は江戸時代を通じて制作され続け、都市の変化に応じて、多様な要素を盛り込みながら展開していきました。
本展では、国立歴史民俗博物館の国内有数の洛中洛外図屏風コレクションを中心としながら、醸成される京都文化と都市のありようを絵画、文献、考古資料など、多様な資料が用いられています。
展覧会構成
第1章 中世の京都像
第2章 洛中洛外図屏風の出現
第3章 変貌する京と洛中洛外図
第4章 京の平和と営み
第5章 京の真景
終 章 近代京都と新たな名所
主な出品作品(予定)
・重要文化財 洛中洛外図屏風 歴博甲本(国立歴史民俗博物館蔵)
・重要文化財 洛中洛外図屏風 歴博乙本(国立歴史民俗博物館蔵)
・重要文化財 洛中洛外図屏風 舟木本(東京国立博物館蔵)
・狩野元信筆 月次風俗図扇面流屏風(光円寺蔵)
・狩野永徳筆 洛外名所遊楽図屏風(個人蔵)
・岩佐派 誓願寺門前図屏風(京都文化博物館蔵)
他50点程度
関連イベント
① 特別講演会「洛中洛外図を楽しく見る」(定員170名)[要事前申込]
日時:平成27年3月15日(日)10:30~12:00
講師:奥平俊六氏(大阪大学)
会場:当館3階フィルムシアター
参加費:無料 ※ただし、本展覧会入場券[半券可]が必要です。② 歴史散策「洛中洛外図を歩く-春の京都めぐり」(定員30名)[要事前申込]
※定員に達したため、受付を終了しました。
日時:平成27年3月19日(木)13:00~17:00
講師:西山剛(当館学芸員)、森道彦(当館学芸員)
場所:京都市内各所
参加費:500円(保険料等)※参加費とは別に本展覧会入場券[半券可]が必要です。③ ワークショップ「お菓子な風景」(定員20名)[要事前申込]
対象:小学3年生以上
日時:平成27年3月21日(土・祝)15:00~17:00
講師:瓜生祐子氏(画家)
会場:当館講義室
参加費:500円(お菓子代等)※参加費とは別に本展覧会入場券[半券可]が必要です。
実際にお菓子を食べながら作品を作ります。アレルギー等をお持ちの方は、申込みの際、その旨を記載してください。④ シンポジウム「洛中洛外図が語ること」(定員170名)[要事前申込]
日時:平成27年3月28日(土)13:30~17:00
パネリスト:小島道裕氏(国立歴史民俗博物館)、大塚活美氏(京都府立総合資料館)、西山剛(当館学芸員)、森道彦(当館学芸員)
会場:当館3階フィルムシアター
参加費:無料 ※ただし本展覧会入場券[半券可]が必要です。①~④の申込み方法
往復はがきに住所、氏名(返信面にも)、電話番号と希望イベント名・番号を明記し、京都文化博物館内「京を描く展関連イベント」係へ。先着順。イベントごとに参加者1名につき、1枚のはがきでお申し込みください。⑤ 学芸員によるギャラリートーク
日時:3月6日(金)、3月20日(金)、4月3日(金)
※各日とも午後6時から当館展示室内で行います。
事前申込み不要、当日の入場者に限ります。
■会 期:2015/3/1(日) ~ 4/12(日) 10:00~18:00
金曜日は19:30まで(入室はそれぞれ30分前まで)
休館日/毎週月曜日(但し、祝日開館、翌日休館)
■会 場:京都文化博物館 4・3階特別展示室
〒604-8183 京都府京都市中京区東片町623-1
■入 場 料:一般1200円(前売1000円) 大高生800円(前売600円) 中小生400円(前売400円)
*前売券は2/28までの期間限定販売
■お問合せ:075-222-0888 office*bunpaku.or.jp(*を@にしてください)
■URL :http://www.bunpaku.or.jp