三代 樂 道入・ノンカウ展☆樂美術館
この度、当館所蔵の『三代道入作 黒樂茶碗 青山』が重要文化財に指定されました。
『青山』は、艶やかな黒釉に萌黄色の鮮やかな抽象紋が描かれ、道入作品の中でも極めて斬新な作行きです。樂家三代道入は、ノンカウの愛称で親しまれてきました。長次郎から数えて僅かに三代後、道入は革新的でモダンな世界を創造しています。
道入の作品はこれまで三井記念美術館蔵の赤樂茶碗 『鵺』が重要文化財に指定されておりましたが、今回、『青山』が加わったことにより、赤・黒の茶碗が揃って重要文化財に指定されたことになります。
これまでにも、樂家初代長次郎、本阿弥光悦の作品はそのいくつかが重要文化財となっておりますが、長次郎を除く樂歴代の中では、三代道入の作品が初めて重要文化財の指定を受けたこととなります。
本展はこれを記念して、道入の作品を一堂に展観し、その作陶の軌跡を辿ります。
秋期特別展 重要文化財指定記念
☆★☆★ 三代 樂 道入・ノンカウ展☆★☆★
■開催日時:2016/9/10~11/27 10:00~16:30 (入館は16:00まで)
休館日/月曜日(祝日は開館)
■開催場所:樂美術館 京都市上京区油小路通一条下る
■料 金:大人1000円 大学生800円 高校生400円 中学生以下無料
■お問合せ:075-414-0304
■U R L:http://www.raku-yaki.or.jp/