「京焼の新たなる戦略―明治期における陶磁器収集品より」展
開校当初である明治期に数多く購入された陶磁器のうち、その大半を欧米陶磁が占めていますが、一方で、僅かながら日本陶磁も見受けられます。それが鍋島を主とする九州の染付、色絵磁器でした。その後、昭和6年には、京焼をはじめ中国、朝鮮など国内外の陶磁器が数多く購入されました。履歴によると、いずれも購入元は京都の製陶家である宮永東山です。
コレクションの収集目的が教材であることに加え、同校初代学長中澤岩太が積極的に京焼の振興に取り組んでいたことから、それらの作品には、当時の京都のやきものが目指した将来像が反映されているのではないでしょうか。
本展では、2期にわたって購入された作品から主だったもの58点を展示することにより、明治後期より京都のやきものが目指したビジョンが何であったかを探ります。
☆★☆★ 「京焼の新たなる戦略―明治期における陶磁器収集品より」展 ☆★☆★
■開催日時:2015/3/16 ~ 6/16 10:00~17:00
休館日/日曜日・祝日 ただし4/29(水・祝)、5/3(日)~6(水)の期間は開館
■開催場所:京都工芸繊維大学 美術工芸資料館
〒606-8585 京都市左京区松ヶ崎橋上町
■料 金:一般200円 学生150円 高校生以下無料
■お問合せ:075-724-7924 E-Mail:siryokan@kit.ac.jp
■U R L:http://www.museum.kit.ac.jp/
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