蒔絵の小箱/清水三年坂美術館
繊細できらびやかな装飾、洗練されたデザイン、手の平に乗る愛らしい大きさ、更に小さな箱がいくつも入っているものもあり、アクセサリーを入れてもよし、お菓子を入れてもよし、蒔絵の小箱はついつい集めたくなる要素を備えている。
蒔絵は日本独自に発展した漆器の装飾技法で、幕末・明治期にその技は極致に達した。鎖国の開けた19世紀には、西洋人たちをも魅了し、おびただしい数の蒔絵の小品が海を渡っていった。元来お香を納めるために作られた小箱も少なくないが、その蓋をあける時、西洋の人々もまた、日本の風雅な遊びの面影をみることができたのかもしれない。
今展では、欧米より里帰りした作品を含めた小箱、およそ60点を展示する。
☆★☆★蒔絵の小箱☆★☆★
■開催日時:2015/5/23~8/16 10:00~17:00
休館日/月・火曜日(祝日開館)
■開催場所:清水三年坂美術館
京都市東山区清水寺門前産寧坂北入清水三丁目337-1
■料 金:一般 800円 中高大生 500円 小学生 300円
■お問合せ:075-532-4270
■U R L:http://www.sannenzaka-museum.co.jp/