特別展 住友グループ秘蔵名画展 -花-
明治時代に住友グループの礎を築いた住友家は、芸術や文化事業に高い関心を示し、時には事業所にも絵画を飾ってビジネスに花を添えてきました。しかし、今日もなおグループ各社が日本の近代絵画を所蔵していることはあまり知られていません。
この展覧会では、住友グループ各社の全面協力の下、これまでほとんど紹介されることの無かった各社所蔵品のなかから主に花などの静物を描いた作品を選び、一堂に公開します。
作品の大半を成す洋画には、そのほとんどの作品は、明治・大正期の日本洋画界を牽引した黒田清輝をはじめ、フランスで学んだフォービズム(野獣派)の表現に日本の装飾的表現を取り入れた児玉善三郎、独特の点描技法を確立し色彩の叙情画家・岡鹿之助や、岸田劉生、梅原龍三郎など、明治~昭和の洋画壇を彩った画家たちの作品がみられます。また、日本画では、歴史画の大家・前田青邨や戦後の日本画壇をリードした杉山寧などの作品が並び、花鳥画の伝統に近代的解釈を加味した姿を見せています。
通常あまり一般の目に触れることのない、「秘密の花園」ともいえる所蔵絵画の美を、この機会にぜひご覧ください。
■開催日時:2013/5/18 ~7/15 10:30~17:00
休館日/毎週月曜日(祝日開館)
■開催場所:住友コレクション 泉屋博古館(せんおくはくこかん)
京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24
■入 場 料 :一般730円 高大生 520円 小中生 310円
■お問合せ:075-752-5555
http://www.sen-oku.or.jp/