ノスタルジーに迫る物語・軍記・説話・御伽草子がここに/大谷大学博物館
平安時代から鎌倉時代にかけて生まれた多種多様な説話や物語の世界といわれると、子供の頃の聞き覚えの話のシーンが思い浮かびます。
大谷大学博物館では、秋季企画展として「物語の世界」展と題して、その一端を展示して見せてくれます。
本展覧会では、『古今和歌集』の成立後、貴族社会の中で関心が寄せられた「歌語り」を母胎とする『伊勢物語』と、先行する諸文学の遺産を統合し、平安貴族の生活を克明に描いた『源氏物語』を紹介した〈物語〉、鎌倉時代の戦乱を描いた『保元物語』『平家物語』や、動乱における個人の運命を活写する『義経記』を紹介した〈軍記〉、説話文学の内で仏教説話に分類される『宝物集』『沙石集』や、室町時代に現れる短編の物語小説である『釈迦の本地』『鉢かづき』などを紹介した〈説話・御伽草子〉の三つのテーマをもうけて「物語の世界」を紹介されています。
2012年度秋季企画展 「物語の世界」
■開催日時:9月 4日(火)~ 9月 22日(土)10:00~17:00 休 館 日/日・月曜日
■開催場所:大谷大学博物館 京都市北区小山上総町
■料 金:無料
■お問合せ先:075-432-3131(代表)
http://www.otani.ac.jp/kyo_kikan/museum/index.html