ジェラルディン・コジアック展――近間 CHIKAMA
この度、京都国際マンガミュージアムでは、フランスの新進気鋭のアーティスト・ジェラルディン・コジアック氏の作品を紹介する展覧会を開催します。
コジアック氏は、フランス政府が運営する京都のアーティスト・イン・レジデンス「関西日仏交流会館 ヴィラ九条山」に今年の1月から滞在し、創作活動に専念してきました。本展は、日本を描いた作品などを本人自身の監修によって紹介する、日本で初めての個展です。テーマは「近間」。「近い距離」、「近所」という意味です。
なお、本展は、「リュシー・アルボン展」(2009年)、「ピエール・ガイエフスキ展」(2010年)に引き続き、「関西日仏交流会館 ヴィラ九条山」滞在アーティストを紹介するシリーズの第3弾となっています。
・ジェラルディン・コジアック氏〔プロフィール〕
1969年、フランス生まれ。アーティスト。
リヨン国立美術学校卒業直後より、数多くの作品集を出版、展覧会も多数開催している。処女作品集『J’ai peur(私は怖い)』は、アメリカ、スペイン、ギリシャでも出版された。
デッサンやテキスト、写真を組み合わせたスタイル。直観にもとづく作品作りにおいては、現実の事実や人物が、その現実性の脆さを露呈させるほどの入念さをもって描かれている。外面的には調和が保たれているものの、その絵には、生成の途上にある亡霊たちが住み着いているような印象を与えている。
現在は、2012年1月より「関西日仏交流会館 ヴィラ九条山」に滞在。
今年の3月には、コジアック氏の呼びかけにより、演出家や映像作家らとともに、東日本大震災の復興支援のためのアート・ブック『ĒCHOS 響き』を制作した。
また、同館で好評を博した「世界のコミックス作家が見た3.11」展(2012年3月7日~5月6日)にも出展作家の一人として参加している。
ジェラルディン・コジアック展――近間 CHIKAMA
■開催日時:5/26~7/17 10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:毎週水曜日、6/25~28はメンテナンス休館
■開催会場:京都国際マンガミュージアム 2階 ギャラリ-6
京都市中京区烏丸通御池上る
■入場料金:ミュージアム入場料〔大人800円、中高生300円、小学生100円〕
お問合せ:075-254-7414(代)
http://www.kyotomm.jp/event/exh/geraldinekosiak.php
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