あと2日限り・ 無期限非公開の秋の人形展/ 宝鏡寺
人形寺として知られる宝鏡寺は百々(どど)御所と呼ばれる
格式の高い臨済宗系の門跡寺院の一つである。
本尊は聖観世音菩薩で、伊勢の二見浦で漁網にかかったものと伝えられ、
膝の上に小さな円鏡を持っている大変珍しい姿から「宝鏡寺」と称したという。
室町時代創建、歴代皇女が住持となり、公武合体のため徳川家茂に降嫁した
皇女・和宮も幼少の頃、すごろくや貝合わせなどに興じたり
鶴亀の庭で遊んだりしたことから、
宝鏡寺には絵巻物をはじめとした和宮の遺品が、
御所より特別に下賜されたという。
例年、孝明天皇寵愛の人形をはじめ、歴代皇女が愛した人形、
御所人形や内裏雛などの宝物が公開されるが、
平成25年秋より、文化財保護のため当寺書院は、無期限非公開となることから、
残すところあと二回の公開で見られなくなります。
折りしも、和宮御降嫁150年を記念しての公開では、
その展示品に期待が寄せられています。
平成24年 秋の人形展
雅の遊戯~和宮御降嫁150年を記念して~
■開催期間: 2012年11月1日(木)~30日(金) 10:00~16:00(最終受付15:30)
■開催場所: 宝鏡寺 京都市上京区寺之内通堀川東入
■入場料金: 大人 600円 小人 300円
■お問合せ: 075-451-1550
■U R L : http://www.hokyoji.net/