湯立て神楽 /城南宮
神楽鈴や扇を手にして4人の巫女が祓神楽を舞い終えると、 襷(たすき) 掛けの巫女が「文政六年癸未二月」1823年の銘を持つ直径70㌢近い大釜の前に進み出ます。 まず「杓取の儀」といって柄杓で天の水を掬って大釜の湯に注ぎ入れる所作をし、塩を撒いて釜を清め、沸き立つ湯に洗米・酒を入れます。 次いで笛・太鼓の音にあわせ、神憑(かみがか)りするかのように御幣を手にして舞います。
そして両手に笹の束を持ち、 笹の葉で勢いよく釜の湯を散らして邪気を祓い、無病息災、願望成就を祈ります。
禊 (みそぎ) の湯立は、 神前の大釜に湯を沸かし、巫女 (みこ) や神官が熱湯に笹 (ささ) の葉をひたして自分のからだや参詣人にふりかける儀式。 湯立と神楽の結び付きは古く、また宮中の神楽歌にも湯立の歌があるが、舞歌のみで湯立はなかったらしい。 神社の拝殿や境内、民家の土間などを舞所とし、湯釜(ゆがま)を据えて湯を沸かし、釜の湯を神々に献湯し参集者にもかけて清めをする。湯立をする者は巫女(みこ)、禰宜(ねぎ)、宮人(みょうど)などで、湯清めの舞や祈祷(きとう)の舞が伴う。
湯立神楽終了後、福笹が特別限定授与されます。(初穂料 1000円)
☆★☆★ 湯立て神楽 ☆★☆★
■開催日時:1月20日 14:00~
■開催場所:城南宮
〒612-8459 京都市伏見区中島鳥羽離宮町7
■料 金:境内自由
■お問合せ:075-623-0846
■U R L: http://www.jonangu.com/