上京薪能/崇徳天皇祭神賑行事
上京の秋の風物詩「上京薪能(たきぎのう)」が今年で52回目を迎えます。
かがり火に照らされた舞台で演じられる能や狂言に酔いしれる初秋の一夜、
かがり火と伝統文化の競演を是非ご堪能ください。
第一部/午後4時開演
各社中による居囃子(いばやし), 独調, 舞囃子(まいばやし), 仕舞(しまい), 箏演奏第二部/午後6時頃より
邦舞・長唄「藤娘(ふじむすめ)」, 麗調会・箏演奏「嵯峨(さが)の秋(あき)」,
観世流・仕舞「道明寺(どうみょうじ)」, 金剛流・舞囃子(まいばやし)「龍田(たつた)」,
大蔵流・狂言「口真似(くちまね)」, 観世流・能「小袖(こそで)曽我(そが)」など
終演予定 午後8 時30分ごろ
前売券は,上京区役所地域力推進室(075-441-5040)と白峯神宮(075-441-3810)で販売中です
上京薪能/白峯神宮 http://www.city.kyoto.lg.jp/kamigyo/page/0000223179.html
第75代 崇徳天皇
平安時代末の元永2年(1119)に鳥羽天皇の皇子として御降誕になりました。保安4年(1123)に第75代の天皇に御即位あそばされましたが、保元の乱(1156)に遭われて讃岐国へ配流遷奉され、同国に在られること8年の長寛2年(1164)8月に、45歳の聖寿を以って崩御なさいまして、その地の白峯山陵に奉葬されました。
天皇は御幼少時より和歌・管絃の道に秀でられ、王朝文化の進展に大きく御貢献、数多の名歌をお詠みになり、殊に小倉百人一首の「瀬をはやみ岩にせかるる滝川の われても末に逢はむとぞ思ふ」は有名であります。
しかし、皇子重仁親王を皇位に推す叡慮も実現せず、かえって保元の乱の災いによって僻陬の地に御配流の躬となられ、都への還幸を望まれつつ御非運の生涯であられました。「保元物語」や能の「松山天狗」などによれば、御無念の様子を偲んであまりあるものがあります。
また「太平記」「雨月物語」、などにも天皇をお偲びすることができますほか、「詞花和歌集」の勅撰、や
西行法師とのかかわりなど、そのご事績は多彩であります。このように時代の流れの大きな分岐点を歩まれた
事になり、その結果が、武士の世を開くきっかけになったのです。
白峯神宮秋季例大祭(9月21日午前11時より斎行)に併せて執り行われる
奉納薪能です。
☆★☆★ 第53回 上京薪能 ☆★☆★
■開催日時:2017/9/21 16:00~20:30頃
■開催場所:白峯神宮 上京区今出川通堀川東入飛鳥井261 ※雨天の場合,金剛能楽堂
■入 場 料:前売券2000円 当日券2500円
■主 催:上京区文化振興会・上京区役所
■お問合せ:京都いつでもコール 075-661-3755
■URL :http://shiraminejingu.or.jp/