左義長(とんど)祭 平岡八幡宮
小正月の15日、花の天井で知られる梅ケ畑の平岡八幡宮の境内で、しめ縄や門松に点火する恒例の「とんど」が行われる。
無病息災を願い、神前に供えられていた鏡餅を焼いた左義長もちが参拝客には授与されます。
正月遊戯に使う毬杖(ぎちょう)という長杖の槌を青竹と組んで焼いたので「三毬杖」とも呼びます。
「吉書揚げ」といって、この火で書初めを燃やし、その燃えさしが高く舞い上がったら書の腕が上がると謂われています。
また、所によっては、注連飾りなどの灰を持ち帰り自宅の周囲にまくとその年の病を除くとも言われます。
「三毬杖」の起源の一説は、貴族の正月遊びに「毬杖(ぎっちょう)」と言う杖で毬をホッケーのように打ち合う遊びがあり、小正月(1月15日)に宮中で、清涼殿の東庭で青竹を束ねて立て毬杖3本を結び、その上に扇子や短冊などを添え、陰陽師が謡いはやしながらこれを焼いたという行事があり、その年の吉凶などを占ったとされる。
古より各地で行われる左義長の風物詩は、門松や注連飾りによって出迎えた歳神を、それらを焼くことによって炎と共に見送る意味があるといわれる。
平岡八幡宮では、大晦日にも「とんど焼き」が行われている。
☆★☆★ 左義長(とんど)祭 ☆★☆★
■開催日時:2021年(令和3年)1月15日(金曜日) 8:00~13:00
■開催場所:平岡八幡宮 京都市右京区梅ケ畑宮ノ口町23
■料 金:境内自由
■お問合せ:075-841-2084