上賀茂神社・武射神事
境内参道横の広い芝生に長さ40mあまりの長い的場が設けられ、
裏に「鬼」と書かれた的が用意され、
烏帽子と狩衣を身にまとった神官が古式にのっとり、その的を二矢で射て邪気を払います。
蟇目(ひきめ)と呼ばれる矢が放たれた後も、弓矢を使ったお祓いは続きます。
真っ赤な鏑矢は、朱塗りの「丹塗矢」(にぬりや)です。
その後、小笠原流一門近畿菱友会により、大的式又は百手式が奉納されます。
平安時代の旧暦1月15日に宮中の建礼門前で行われていた「射礼(じゃらい)の儀」が始まりとされ、現在では毎年1月16日に行われています。
丹塗矢は上賀茂神社の主祭神「賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)」の誕生に由来する鏑矢です。
「ならの小川」に流れて来た丹塗矢を拾いあげ持ち帰り、一晩枕元に置いたのが玉依姫命。
玉依姫命は懐妊したという神話です。
☆★☆★ 武射神事(むしゃじんじ) ☆★☆★
■開催日時:2018年1月16日 10:30~13:30 射場の儀式は11:00~
■開催場所:上賀茂神社
京都市北区上賀茂本山339
■拝観料金:特別参拝有料/芝生から見学無料
■お問合せ :075-781-0011
http://www.kamigamojinja.jp/index.html