御田祭 / 松尾大社
日本人と稲作の深い関わりを示すものとして、多くの御田に関する行事が日本各地に伝承されています。
松尾大社の御田祭(おんださい)は六百年以上前の記録にも出てくる大変由緒あるお祭りで、「京都市無形民俗文化財」にも指定されている。
「五穀の豊穣」を祈り、「かいばり」に「花笠」を付け「たすき掛け」姿の植女(うえめ)と呼ばれる氏子地域から選ばれた三人の童女が、宮司より早苗をさずけられます。
植女は授けられた早苗を両手に捧げ持ったまま壮夫の肩に乗り、拝殿回りを三周し、その後、持っていた苗を撤布すると、見物人たちは競ってこれを取って持ち帰り、田の虫除けにしたと伝えられています。
昔は実際にこの時に田植えが行われていましたが、何時の頃からか予祝行事の様式に変り現在に至っています。
明治時代以前は6月23日に、それ以降は7月23日に行われていたものが、
昭和49年からは、毎年7月第3日曜日に執り行われています。
御田祭
■開催日時:7/18 10:00~
■開催場所:松尾大社
〒616-0024 京都市西京区嵐山宮町3
■料 金:境内無料 松風苑三庭は拝観有料(大人500円)
■お問合せ:075-871-5016(松尾大社)
■U R L:http://www.matsunoo.or.jp/