京都観世会九月例会
恋重荷(こいのおもに) 作:世阿弥
決して叶うことの無い、身分違いの恋。
非力な我が身に悶々とし、遣り場の無い憤りに苦しむ男の、内面を描いた人間ドラマ。
恋重荷のあらすじ・・・白河院の女御(ツレ)を垣間見て恋の病となってしまった庭掃きの老人 山科荘司(シテ)に対し、廷臣(ワキ)は「この荷を持って庭を何度も往復するならば、再び姿を見せよう」という女御の言葉を伝える。実はこの荷の中身は巌であり、荘司の思いを諦めさせるための方便だったのだが、荘司はそれを聞いて喜び、重荷に手を掛ける。しかし荷は持ち上がらず、荘司は失意の内に亡くなってしまう。荘司の死の知らせを受けた女御と廷臣が彼を悼んでいると、荘司の悪霊(後シテ)が現れ、女御に恨み言を述べ、責め苛む。しかしやがて彼は悪心をひるがえし、女御をまもる守護霊となって消えていったのだった。
☆★☆★ 京都観世会9月例会 ☆★☆★
■開催日時:2015/9/12 開場12:00 開演13:00
■開催場所:京都観世会館
〒606-8344 左京区東山仁王門東入岡崎円勝寺町44
■料 金:前売指席券6000円 当日指席券6500円 学生券(2階自由席)3000円
■お問合せ:075-711-6114
■URL :http://www.kyoto-kanze.jp/